じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)
  
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ヒトコトなつぶやき 日曜のスーパーに思慮深い幼女を見た!! (水曜スペシャル風)
今日の出来事。山から両親が下りてきて、まぁ夕飯を作るのも面倒なので、外食で済ませることに。こういうときは大体『長崎ちゃんぽん リンガーハット』のお世話になるのですが、その帰りにスーパーに寄って買い物をしていたんです。

で、カートにのせた買い物カゴに色々ぽんぽん放り込んで、乳製品売り場に来たところで、年長さんか小学校一年生くらいの女の子に話しかけられたんです。あ、僕がじゃないです。こんな不審者に話しかける幼女はなかなかいません。なんなら地元近くの繁華街でも声をかけられなくなって久しいです。

まぁそんな不審者の切ない(?)事情はどうでもよく、その子は牛乳のおつかいを頼まれたようなんですね。ところが牛乳売り場にきたものの、どれを買っていいかわからないので、どうしたもんかと思って、たまたまそこにいた母上に話しかけたようなんです。以下やりとり。

「ぎゅうにゅうをかいたいんですが、どれがいいですか?」
「おうちで飲んでいる牛乳わかる?」
「わかんないです……」
「そうねえ、何色のパックかおかあさんに云われてる?」
「……あかいの」

と、こんな具合。我が親ながら大したもんだなぁと思ったのは「これでいいんじゃない?」と適当に決めつけなかったことです。当たり前ですが母親業はとっくの昔に卒業していますが、結構頻繁に孫の相手をしてきたので、そういう意味ではまだまだ現役なのでございます。

話は幼女の求める牛乳に戻りますが、おそらく彼女が買うべき牛乳は『赤いパッケージの牛乳』なのでしょう。ところが売り場には2種類の赤いパッケージの牛乳があったんです。そしてなによりの問題は表示価格だったんです。

「おつかいにお金どれぐらい持ってきたの?」
「200えんです」

これで彼女が買うべき牛乳はこれで特定できました。そして問題の表示価格というのは、片方の赤いパッケージの牛乳は「200円」、もう一方は「158円」、彼女が持っているのは「200円」。表示価格なんですが外税なんですよコレ。とんだトラップですよね。ちっちゃい子にゃわかんないですよ。


とまぁそんなこんなで彼女はちゃんとお礼を云って、158円の牛乳を持ってトタトタとレジに向かい、一件落着といったところなんですが、あの子はよく踏みとどまれたなぁ、と。200円渡されておつかい頼まれたら200円って書かれている牛乳を持っていきたくなりますよ。でもそれを実行したら消費税分が足りず、彼女はレジで困惑することになったでしょう。

いやはや、なかなかに思慮深い幼女に出会いました。200円と大きな赤文字で書かれている下に小さく書かれた税込価格表示を見て困惑したんでしょうね。しかし、そこでよく踏みとどまれたなぁ、と、咥えてよく知らない大人に訊くことができたなぁ、と。本当に感心しましたね。

なによりこんな不審者が佇んでいるところによく声をかけられたなぁ、と。今夜は、そんな勇気ある幼女に拍手です。

[2016 年 09 月 04 日- 22 : 48 ]