じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2006年10月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2006年10月のバックナンバー

一気に紹介!言ワザ『猫に○○』(2006年10月02日-08:21)
馬の耳にも実に色々あるんですなあ。(2006年10月05日-08:03)
僕の中の課長。(2006年10月10日-20:40)
美味しかった週末の話。(2006年10月12日-14:30)
果実酒本格始動。(2006年10月15日-21:48)
はい、大福熊猫本舗でございます。(2006年10月17日-17:58)
科学万能の世に対する警鐘。(2006年10月19日-12:57)
くま酒 とまと せろり(2006年10月22日-01:51)
自家製果実酒と酒税法。(2006年10月23日-13:26)
とある結婚式の話 -1-(2006年10月25日-18:29)
とある結婚式の話 -2-(2006年10月27日-00:22)


一気に紹介!言ワザ『猫に○○』


というわけで新企画『じーらぼ!式:素晴らしき言ワザの世界』に沢山の投稿をありがとうございました。既に投稿総数は500をヒョイとばかりに越えてしまいまして、もっさりとエクセルを投入しつつ、採用作品をまとめてみました。

傾向としては、

1.元のコトワザの変更部分の子音を変えて母音を活かすタイプ
 1-2.元のコトワザの変更部分の一部を変えて活かすタイプ
2.「猫に」の「に」をその他名詞やら形容詞やら動詞やらに変えるタイプ
3.別のコトワザと組み合わせて新しいモノを作ってしまうタイプ
4.作文にしてしまうものなど、上記以外

といった形に別れましたね。

多かったのは2でしたが、これは本来は「に」部分が数字や漢字やカタカナにすべき言葉を、ひらがな「に」で固定されてしまっている為に、非常に不自然かつ字面もよろしくないので、正直にいいますと、採用しにくいし、面白いとも思いにくいのが正直なところ。

人間の文字の認識の順序は、その文字列を認識し、言葉に変換して、意味合いを認識するという形になるので、本来は数字・漢字・カタカナであるものを無理矢理ひらがなにしてねじこむと、それだけで意味合いを認識するところまでに、考えるというタイムラグが発生してしまいます。ですので、そういうものは面白いと思いにくいんですよね。


で、そのあたり踏まえても、やっぱ言戯道場での投稿常連だった人らは巧い人が多いなぁというか慣れているなぁと思うところがありましたね。採用基準である家元こと僕のツボを心得ているというかなんというか(笑)。もちろん新規参入の方も頑張ってくれました。

『御題』にそっていれば基本的にフリースタイルの言戯道場に比べて、ある程度考える枠が固定されている本企画はチャレンジしやすいのかもしれませんね。そんなわけで、一発目の今回の作品、どかーっと一気に採用作品を紹介していきたいと思います。

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『 猫に「すまんかった」 』  (まるさんの投稿
【意味・コメントなど】
給料日。自分の欲しいものを買い散らして帰ってきた後、猫の餌袋が空だったことに気付いた午前0時。


家元より:コメントの方にもっていかれましたね。なんとなくリアルでいい感じでした。実感こもってるなーみたいなね(笑)。
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『 猫に「ちょっとそこのリモコンとって」 』  (夏梅旅一さんの投稿
【意味・コメントなど】
無論猫がリモコンを取ってくれるわけもなく言った後に虚しさとともに自分でリモコンを取りに行かなくてはいけない様子


家元より:これもまた実感こもってるなぁという感じ。セリフでまとめるスタイルはアリといえばアリですが、原型をとどめなくなってしまっているので、難しいところ。「猫に頼み事」とかで十分だったかも。
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『 猫に・・・!猫なんぞに・・・・ッ!!!! 』  (五月雨さんの投稿
【意味・コメントなど】
猫にすら敗北した場合に。


家元より:なにがあった(笑)。
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『 猫にえ 』  (つかささんの投稿
【意味・コメントなど】
生贄に猫を差し出すこと


家元より:なんの儀式だ(笑)。
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『 猫にがて 』  (黒白赤青黄緑!!!!!!さんの投稿
【意味・コメントなど】
すみません、猫アレルギーなもので。


家元より:そうですか(笑)。
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『 猫にキャットフードやったら食わねぇでやんの 』  (AKIXさんの投稿
【意味・コメントなど】
仕方ないから、俺が食べたよ


家元より:コメントに持って行かれた好例。こういう構成もありだけれど、本企画の本質は、あくまでも言ワザ本体の方。面白いけど採点方式になったら0ポイントだなー(笑)。
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『 猫にぎり 』  (Zさんの投稿
【意味・コメントなど】
人間には不可能な魔球が投げられる握り方。


家元より:猫の手の形状からして何かを握ることは出来ないという現実を無視した言葉なのがいい感じです。コメントは若干パンチ弱し。
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『 猫にこたつ、みかんと半纏姿での雪見酒 』  (宇呂田勝男さんの投稿
【意味・コメントなど】
色々乗りまして役満です。


家元より:後半ゴロが悪いかな。「猫にコタツ ミカンとドテラで雪見酒」でいいんじゃないかしら。カタカナの効用ですね。
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『 猫にコナン 』  (Mistyさんの投稿
【意味・コメントなど】
真実はいつも一つ・・・かどうか自信が持てない様子


家元より:うん、巧い(笑)。
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『 猫にそういうことしちゃ、ダメ。 』  (hoxidさんの投稿
【意味・コメントなど】
髭を抜いたり暗闇でフラッシュ焚いたり。


家元より:思わず「はい」って返事したくなる口調がいい。句読点の効用がバッチリ聞いてます。年上のおねえさんに言われたい。
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『 猫にターバン 』  (なぼさんの投稿
【意味・コメントなど】
インド猫


家元より:勢いで持って行かれましたねー。巧い。言葉の意味はまるでない上に、コメントも「まんま」なんだけど、そこがいい(笑)。
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『 猫にタチ 』  (トリスキーさんの投稿
【意味・コメントなど】
ナチュラルに思いついた自分を振り返ってはいけない


家元より:トリスキーさんは深く反省しなさい(笑)。あと自動返信が届かなくても、こっちに投稿は届いています。でも自分がナニを投稿したか確認するためにも自動返信は受信してください。ドメイン@g-labo.toを許可してもらえれば届きます。
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『 猫にたちさせて10分ほどおいたものが、こちらになります 』  (Hit.TaKaYaMaさんの投稿
【意味・コメントなど】
マタタビとクミンの香りがなんとも言えないですねぇ〜♪


家元より:なんとなく採用。
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『 猫にだっていつかは小判の価値が分かるようになるはずだ 』  (Himooさんの投稿
【意味・コメントなど】
進化していくのは人間だけではないということ


家元より:ひょっとしたら、ね(笑)。
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『 猫にだって殴られたことないのに!! 』  (夏梅旅一さんの投稿
【意味・コメントなど】
予想外の人物に殴られたときに咄嗟にでる言葉。

用例「僕をぶったね、〜」


家元より:同案多数。一番乗りだったので採用。
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『 猫にて一件落着!! 』  (宇呂田勝男さんの投稿
【意味・コメントなど】
口喧嘩しつつの帰り道、野良猫の仕草に和んだ時点で喧嘩終了。


家元より:こういうヘンなのが巧いんだよなー宇呂田くんはさー(苦笑)。でも「!!」はいらなかったかなー。
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『 猫になって初めてしたことは、尻尾でほっぺをつねることでした 』  (いっぺぃさんの投稿
【意味・コメントなど】


家元より:とりあえず出来ないよね(笑)。
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『 猫になりきれない大人たち 』  (いっぺぃさんの投稿
【意味・コメントなど】


家元より:なれません(笑)。なりきれたらこまる(笑)。
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『 猫になれる人間、猫になれない人間 』  (いっぺぃさんの投稿
【意味・コメントなど】


家元より:養老センセの本のタイトルみたいだな(笑)。
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『 猫にはにわにわとりがいる 』  (つかささんの投稿
【意味・コメントなど】
日本語の意味として36通りある。(番組調べ)


家元より:同案多数。36通りもあるの?ほんとに?(笑)
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『 猫には猫を、犬には犬を 』  (なぼさんの投稿
【意味・コメントなど】
ハムニャビ法典より


家元より:コメントにもっていかれたー(笑)。
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『 猫にひき、苦節20年。兄弟支え合って世間の荒波を乗り越えてまいりました。それでは聴いて下さい、曲は『嗚呼埼玉には海は無し』です。どうぞー。 』  (西向く士さんの投稿
【意味・コメントなど】
わーわー(パラパラと拍手)


家元より:曲名に持って行かれましたねー(笑)。
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『 猫にフォアマン 』  (へなへなさんの投稿
【意味・コメントなど】
たとえ相手が猫であっても、蝶のように舞い蜂のように刺し、華麗なファイトを見せるフォアマンの姿から転じて、何に対しても全力を見せること。


家元より:ボケてるんだとしたらゴメンなさい、蝶のように舞いハチのように刺すのはアリです(笑)。
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『 猫にまっしぐら 』  (西向く士さんの投稿
【意味・コメントなど】
ペヂグリ=チャム氏(48歳)


家元より:同案多数。コメントの言い切りっぷりで採用。
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『 猫にムチ 』  (猫好きさんの投稿
【意味・コメントなど】
無駄な努力。


家元より:コメントが若干意味不明…かな?
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『 猫にも五分の魂 』  (宇呂田勝男さんの投稿
【意味・コメントなど】
猫にも魂のこもった鬼気迫る瞬間があります。五分間ぐらいは。


家元より:「ごぶ」じゃなくて「ごふん」なのね(笑)。宇呂田くんはこういうところでイタズラいれるよなあ(笑)。
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『 猫にも小判 』  (インゲンさんの投稿
【意味・コメントなど】
たまには無駄なことも必要という意。


家元より:同案多数。
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『 猫にやり 』  (こいぬさんの投稿
【意味・コメントなど】
塀の上に寝ていた猫が、


家元より:同案多数。アリスのチェシャ猫みたいだね(笑)。
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『 猫に一軒家。俺は借家。 』  (R・Wさんの投稿
【意味・コメントなど】
なんだこの敗北感。


家元より:猫には小屋という概念があまりないはずなので、どういう一軒家なのかが気になるところ。
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『 猫に口無し 』  (させぼんさんの投稿
【意味・コメントなど】
【意味】キティ

キティに口がないのはどんな表情にも見えるように。
あなたの気持ちと同じになれる。とのこと。


家元より:コトワザ合成タイプ。確かにキティちゃんには口がないな!と思わず感心してしまった(笑)。
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『 猫に取り入らずんば子猫を得ず 』  (ラサさんの投稿
【意味・コメントなど】
ともかく子猫が欲しい。


家元より:これまたコトワザ合成タイプ。なんかこう、気持ちはよくわかるって感じだね(笑)。
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『 猫に手を借りた 』  (黒白赤青黄緑!!!!!!さんの投稿
【意味・コメントなど】
人手不足もここまで来ると深刻だ。


家元より:コトワザというより変形慣用句ですな。コメントをもっと「意味」としての方向にふくらませれば、もっと面白かったのだけれども。惜しい。本体の方も「猫に手を借りたい」でもよかったかな。
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『 猫に小判、紙、蜜柑箱二個ね 』  (宇呂田勝男さんの投稿
【意味・コメントなど】
ただなんとなく回文が作ってみたくなっただけやねん。


家元より:猫にコネというショート回文を越えて一生懸命考えてくれましたので採用(笑)。
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『 猫に小判くれてやったのにこの仕打ちかっ!!返せっ!!二つとも!! 』  (Mi-Yuさんの投稿
【意味・コメントなど】
小判より秋刀魚。
秋は秋刀魚が美味しいですね。


家元より:小判の他になにをあげたのかがきになります(笑)。
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『 猫に小判のようなもの 』  (イシモリさんの投稿
【意味・コメントなど】
「犯人はバールのようなもので犯行に及び・・・」
それって結局なんなんだと。


家元より:これまた、なにあげたんだろう(笑)。
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『 猫に小判やったら、受け取るなり噛みついたんですよ、小判に。「やれやれ、猫に小判とはよく言ったものだ。小判の価値が分かっていないんだな・・・」とか思ってたら、猫がこっち睨みつけて言うんです「ニャんだこれは!鉛に金メッキした偽物じゃニャいか!」って。・・・俺、偽金つかまされてた・・・ 』  (AKIXさんの投稿
【意味・コメントなど】


家元より:作文になっちゃったわけだが、猫の鑑定っぷりに採用(笑)。
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『 猫に尻の穴を見せられる 』  (としろ〜&ゆなさんの投稿
【意味・コメントなど】
@昼寝後に起きた際の現象
A物凄く凹むの意


家元より:リアルだなあ(笑)。
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『 猫に対して何度もサインの確認を行う楽天・野村監督。 』  (西向く士さんの投稿
【意味・コメントなど】
ヒットエンドラン。 …いや送りバントじゃなしに。 だーかーら、ヒットエンドランて!


家元より:長いって(笑)。でも想像して笑ってしまったので採用。
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『 猫に痴漢 』  (catさんの投稿
【意味・コメントなど】
いくらお尻を上げるからって触ってはいけません。


家元より:ダメですね(笑)。
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『 猫に追われて三千里 』  (ヤマオーさんの投稿
【意味・コメントなど】
グリコ40000粒ぶん。


家元より:逃げすぎ(笑)。
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『 猫に頭突きされたよ耳掃除の途中で 』  (よしだえなみさんの投稿
【意味・コメントなど】
鼓膜が破れそうな激痛


家元より:あぶねえー!ありそうで余計に怖えー!!
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『 猫に尿でマーキングするという習慣は無いんでお家の中で飼っても安し・・・おい、空気読め 』  (いっぺぃさんの投稿
【意味・コメントなど】
ペットショップにて。


家元より:後半の言葉遣いが若干気になります。「キミキミ、空気読みなさいね?」とかの方が前半とまとまりがあってよかったかなぁと。
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『 猫に猫に猫に!! 』  (レンカさんの投稿
【意味・コメントなど】
妻の話が苦痛だ。


家元より:ハードに猫好きの人で、ひとたび猫の話をしだすと、周りの人間が興味あろうがなかろうが、全く空気を読まず全く止まらなくなる人が知人に何人かいるのですが、そのウザさを考えたときに、ああ、気持ちわかるなぁと思い採用にいたりました(苦笑)。
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『 猫に波紋 』  (ラサさんの投稿
【意味・コメントなど】
メメタァ

(それは蛙)


家元より:誰か送ってくるだろうなぁとは思ってはいたものの、やっぱり来ました。ジョジョネタは落とせないなぁ(笑)。
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『 猫に話しかけている父の背中 』  (たろーさんの投稿
【意味・コメントなど】
哀愁。


家元より:哀愁漂いすぎです。嫁にいった娘の名前とかつけていそうで、悲しみMAXです。
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『 猫に腕押し、猫に釘。 』  (naoさんの投稿
【意味・コメントなど】
ば、ばんどうさん!?


家元より:話題の子猫殺しな坂東眞砂子氏がらみの投稿は今回多かったんですが、この件に関してはコメントしたくもないので、全てボツとしました。言ワザ本体の内容がよかっただけに、コメントがなんというかアレで残念です。「明るく楽しく面白く」がモットーですので、こういう陰惨な話題とからめるのは全く感心できませんので。惜しいです。
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『 猫に小判を与えてホカホカのご飯が炊ける裏ワザ 』  (イシモリさんの投稿
【意味・コメントなど】
司会・伊東シロ


家元より:原型を残しつつ全く関係ない方向にもっていってしまう強引さと、ありそうで全くありえない、おとぎ話的昔話の内容のような裏技がソーナイスです。イシモリさんはこういうのやらせると本当にうまいなぁ…。オチとしてのコメントの利きっぷりも素晴らしいです。うまい。
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『 猫に布団 』  (ちとわさんの投稿
【意味・コメントなど】
ネコ(寝込)んでます


家元より:漫画家:星里もちるさんの初期作品の「危険がウォーキング」に「猫が寝込んだ/猫が寝込んだアナコンダ」という動物ダジャレがあったのですが、それを思い出させてくれるような作品ですね(笑)。原型の音を残しつつ、コメントのダジャレ部分コミで可愛い光景を想像してしまったので僕の負けです(笑)。
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『 猫に四番 』  (ひらさんの投稿
【意味・コメントなど】
打率0


家元より:語感の良さ含めて、今回の傑作。簡潔かつ当たり前な結果かつ想像がふくらんでしまうコメントも完璧。野球好きじゃない僕にここまで評価させてしまうとは、まさに持って行かれた感満載(笑)。可愛い子猫を打席に送り出して、ピッチャーもキャッチャーも審判も、ふにゃふにゃな表情で、やわいゴロを投じるようなシーンが、さっと浮かびましたね(笑)。
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『 猫に股間 』  (芯さんの投稿
【意味・コメントなど】
引っかかれたら痛いですね

ってか、出したまま過ごすなよ


家元より:これまた語感の良さ含めて、今回のベストヒット。最初に読んだときは「バター…?」と思い切りシモの方に考えてしまったのだけれども、猫の手で「たしたしん」と足の親指と親指の間の棒状のモノをはたかれた感じなのね(笑)。いずれにしてもシモではあるのだけれども、元の言葉から1文字変えて、こんな風にもってこれたセンスに脱帽です。素晴らしい作品をありがとう(笑)。


という感じで、ここまでで、御題『猫に○○』は一旦〆切にさせていただこうと思います。いやー皆さん力作をありがとうございました。面白くなってきたので、シリーズ化してみようと思います。

んでもって次の御題は『馬の耳に○○』。再び動物がらみのコトワザからの出題ですので、難易度はあまり高くないはず。自由に発想の翼を広げて、面白い作品や唸らされてしまうような作品を出してみて下さいませ。投稿はコチラからどうぞー!


採用されやすいモノとしては、冒頭の傾向分類1と3です。「言ワザ」ですので「諺」である必要はありませんが、作文ではなく文言として意味のある、意味を想像しやすい形にまとめると、非常に採用されやすいです。実用性も高いという感じですね。ダジャレも立派な「言ワザ」ですから。傾向分類2や4はハードル高くなりますので注意です(笑)。

そんな感じで「明るく楽しく面白い」をモットーに御題『馬の耳に○○』を考えてみて下さい!あ、でもシモネタとかも基本的にはオッケーですので、そのあたりは遠慮しないでバシバシ出してみて下さい。



まぁえらそうなこと書いといて
ぱっと浮かんだのが『馬の耳にベンガル
というロクでもないものだったんですけどね。

(出演情報記事の見出しじゃないんだから)



[ 2006年10月02日-08:21 ]  



馬の耳にも実に色々あるんですなあ。


耳という器官は非常に敏感なものです。

単純に音を認識するという聴覚だけでなく、様々な情報を耳で読み取っているのです。音の方向や強さ、音圧なども感じられるわけで、脳にも近いですから、耳から得た情報はかなりダイレクトに脳に伝わるといっても過言ではないでしょう。

そう、耳とは非常に重要な器官なのです。そして耳の裏側などは皮膚が薄く、動脈が走っていることもあって、急所でもあります。急所というのは衝撃などの危険がそこに来ることを素早く察知して守らなければならないために、感覚も鋭敏になっているんですよね。

よって、敏感であるが故に性感帯としても耳という存在はメジャーなわけですよ。まぁ人間の場合はそんな感じなわけですが、馬の場合というのは定かではないんですけどね。でもそんなことはお構いなしに、がっつんがっつんと若干アダルト気味な投稿を寄せてくれた皆様が多くいらっしゃいました。

『 馬の耳に、ね……? 』  (天雲さんの投稿
【意味・コメントなど】
その時、僕はその言葉が意味する事が分からなかった。
ただ、囁かれた耳に残る甘い響きと叔母さんの香り、そして離れ際に見せたその瞳の色に、僕はひどく赤面したのを覚えている。


家元より:なにやったんだ叔母さん…。
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『 馬の耳に・・・キャーッ!!恥ずかしくてそれ以上は!! 』  (はりーさんの投稿
【意味・コメントなど】
言えません

家元より:だからナニやったんだよう!(笑)
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『 馬の耳にカリリと歯を立てた。馬子は顔を伏せながらもホゥと息を吐き・・・ 』  (ハチローさんの投稿
【意味・コメントなど】
脱字風


聖徳太子×蘇我馬子(ボーイズラブ風味)で


家元より:そんなカップリングは激しくイヤです(笑)。そもそも馬子って刀自古郎女のおとんだから、義父×娘婿ってことになっちゃうじゃないですか(笑)。
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『 馬の耳にジュテーム 』  (つかささんの投稿
【意味・コメントなど】
ヒヒーン!(モナムール)

家元より:これなんかは結構おとなしめだよね(笑)。
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『 馬の耳にふわっ、と息を吹き掛け、艶やかなたてがみに指を絡め、その長いうなじに舌を這わせると、始めこそ抗うような仕草を見せたものの、すぐに彼女の吐息は熱く、悩ましげなものになっていった。 』  (naoさんの投稿
【意味・コメントなど】
Ana Milers『水蜜の花びら』アーレークイン,2006 p.153

家元より:なっげえ(笑)。そして作品名とかが実在しそうでイヤだ(笑)。
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そんなわけで、愛すべき&頼もしきおばかさん達の作品を紹介したわけですが、こういう路線とは若干対極気味の作品を投稿してくれた浪漫派の皆さんもいますので、紹介してみましょう。

『 馬の耳にいつの間にかピアス。外に吹く東京の風。そして段々と連絡がとれなくなる田舎の彼女。 』  (鰻犬さんの投稿
【意味・コメントなど】
上京物語。

家元より:切ない。でもどんな状況生活してんだよ馬。なんのために上京してきたんだ馬。仕事が気になるぞ馬。
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『 馬の耳にもあの子の面影 』  (たろーさんの投稿
【意味・コメントなど】
いまだ癒えないほろ苦い思い

家元より:面影追いすぎ。彼女との想い出の中で、馬の耳に一体なにがあったのか気になりすぎる。もしくはあれか、彼女は馬の耳に似ていたのか。
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『 馬の耳に聞こえればいいな、と 』  (宇呂田勝男さんの投稿
【意味・コメントなど】
古ぼけた都会のアパートの一室から、
僕は歌を歌います。
懐かしいお爺ちゃんの牧場を思い出しながら、
僕は歌を歌います。


家元より:宇呂田くんにしては珍しい作風。こんなことも出来るのか宇呂田くん。これは真っ正面から受け取っちゃったぞ。物語のあるいい作品だけど、投稿者が意外すぎて、どんな風に面白解釈をすればいいのか考えちゃったぞ。
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とまぁ、こんな感じで、馬の耳からよくもここまで世界を広げたなぁと感心することしきりです。まぁ元の諺は既に跡形もなくなっていますけどもね(笑)。でもこういうのも言ワザとしてはアリもアリ、大アリです。でも、こういうスタイルだけに拘ってしまったりというのも、それはそれで若干どうかなっていうのはありますけどね。


それでは、その他の作品もざっと紹介していきましょう。

『 馬の耳に!? 』  (たろーさんの投稿
【意味・コメントなど】
続きはCMの後。

家元より:同案多数、コメント込み(笑)。
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『 馬の耳にEASTWIND 〜東風〜 』  (ねねさんの投稿
【意味・コメントなど】
おしゃれっぽくしてみた。

家元より:確かにコジャレたなあ(笑)。
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『 馬の耳にあそばれて 』  (ぽんさんの投稿
【意味・コメントなど】
ねぇねぇおかあさん、あのおうまさん、耳を立てたりたおしたりできるんだよ!

家元より:弄ばれて、じゃなくて心底好かったと思う内容でした。
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『 馬の耳にザラキ 』  (ヤマオーさんの投稿
【意味・コメントなど】
「馬Aにはきかなかった
 馬Bにはきかなかった
 馬Cにはきかなかった」


家元より:モンスターにしちゃったよ(笑)。
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『 馬の耳にアタシ達の事全部話すわ!!もういや、こんなの!我慢できない… 』  (まみやかんさんの投稿
【意味・コメントなど】
馬の耳にまで言っちゃうんだ。
彼女よっぽど辛かったんだね。


家元より:犯した罪の大きさを馬の耳に叫んだ彼女は、その足で警察に自首し、黙秘を決め込んだ…とか(笑)?
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『 馬の耳にクリスマスソング 』  (風車さんの投稿
【意味・コメントなど】
早いよ、まだ10月だよ。

家元より:うん、そうだね(笑)。
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『 馬の耳にあわせてリズミカルにジャンプ!さらにジャンプ!!狂おしいほどにジャアアアァァァァンプぅっっっっっはぅぁっ!!! 』  (りょまさんの投稿
【意味・コメントなど】
運動不足の方は過度のジャンプにご注意くださいませ。

家元より:シュール系。
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『 馬の耳にちょっと入れておきたい情報があるんですけどね? 』  (えなりのいなりさんの投稿
【意味・コメントなど】
この話、いくらで買ってくれます?

家元より:馬にナニを教える気だ、この密告屋は(笑)。
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『 馬の耳には入らぬよう… 』  (ヒヨコさんの投稿
【意味・コメントなど】
明日決行

家元より:そしてその逆(笑)。
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『 馬の耳にもかけられるヘッドフォン、新発売! 』  (UF4さんの投稿
【意味・コメントなど】
意外と売れました。

家元より:新発売系1・確かに意外と売れそうなところが微妙(笑)。
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『 馬の耳にも届く念仏CDニューリリース! 』  (TODOROさんの投稿
【意味・コメントなど】
売れると思ったのになぁ・・・

家元より:新発売系2・届くのか…どんな音になってるのか、非常に気になるな(笑)。
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そして、今回かなりお気に入りの愛すべきオバカ作品です。

『 馬の耳に円楽 』  (さとうdeathさんの投稿
【意味・コメントなど】
似てるから。

家元より:円楽師匠が似ているのは、馬の顔の長さ的なものであって、耳じゃあないぞ、とツッコんでしまった時点で僕の負けです。くっそーやられた。
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『 馬の耳に間違われた 』  (兄貴の山さんの投稿
【意味・コメントなど】
「ロバの耳のはずなのだけれど…」
王様は鏡の前で泣きました。


家元より:王様落ち込んじゃったよ(笑)。セリフにもう少し哀愁が欲しかったかなぁ。「ロバの耳…なんだけどなぁ…」とかね。でも十分に面白い(笑)。
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『 馬の耳に念仏ですが、同じ意味を指す諺で、犬が出てくるものは? 』  (Hit.TaKaYaMaさんの投稿
【意味・コメントなど】
『犬に論語』そのとーり!

家元より:アタック25だ(笑)!児玉清さんのシャベリの特徴をよく掴んでいる書き方で爆笑してしまった。もう一つ加えるなら「馬の耳に、といえば「念仏」ですが」とした方が、よりそれぽかったかなと思います。いやーもっていかれたなあ(笑)。
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『 馬の耳に念仏を書き忘れた 』  (兄貴の山さんの投稿
【意味・コメントなど】
無論、持って行かれます。

家元より:実は「耳なし芳一」ネタは同案多数だったんだけど、これはその中でも目を引いた簡潔な作品。でも改良の余地は沢山あって、例えば「忘れた」ではなく「忘れる」にすることで、諺っぽくすることが出来るし、意味コメのところも「和尚のうっかりによって耳なしの被害者が増えること」とかにすることで、諺っぽい言ワザというスタイルの一つの完成型に持って行けるかな、と。目の付け所がいいだけに、ちょっと口うるさくなりました(苦笑)。
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『 馬の耳に念仏。これでもかと念仏。 』  (氏さんの投稿
【意味・コメントなど】
ch369 仏教チャンネル
24時間テレビ〜念仏は地球を救う〜
■感動の生放送!『織田無道の24時間念仏』
■特別ドラマ『ミロクが来たりて人救う』


家元より:布教説法の為なら手段を選ばず、ですな(笑)。
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『 馬の耳に念仏。俺の髪が全滅。 』  (diceさんの投稿
【意味・コメントなど】
1.上(うわ)の空で、人の忠告に従う気がないこと。2.無知なために、高尚なことを聞いても、一向に理解できないこと。

1.2の結果


家元より:マンガ「動物のお医者さん」を紐解くまでもなく、馬は側に寄ってきた人間の髪の毛をもっさりと食いちぎることがままあるらしいです(笑)。そこから考えると、なるほどこういう展開もありうるのだなと思ってしまいましたね。「髪の毛噛むなよ!いいな!」とかいっても無駄というわけですな(笑)。うまいなあ。
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『 馬の耳にも三年 』  (nirさんの投稿
【意味・コメントなど】
そろそろ馬もあきらめるでしょう。

家元より:若干同案多数だけど先着で採用。そこまで粘られたら、さしもの馬も、ねえ(笑)。
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で、今回イチオシの作品はコチラ。

『 馬の耳に何言っても無駄だからヘッドホンしてトン! 』  (メロンさんの投稿
【意味・コメントなど】
ノリです。

家元より:いやーなんといいますか、我が敬愛すべきお笑いコンビ「さまぁ〜ず」の大竹一樹先生風の作品で、なんともいえないワールドが展開されています(笑)。テイストだけでなく「馬の耳に念仏」という元の諺の意味を、若干踏まえてのモノだからスゴイ。最後の「トン!」は、多分チョップしたんじゃないかなーと想像がふくらんでしまうくらいウケてしまいました(笑)。こういうの、全く持ってキライじゃないです。お見事(笑)。


というわけで、こんな感じで紹介してきたわけですが、残念なことにメロンさんの作品さえも『猫に○○』の回の「猫に股間」なみのインパクトは残せなかったというのが正直なところです。

デキのいい作品が多かったりすると、多くを望んでしまうのは、業の深さ故というところでしょうか。なにしろ「言ワザ」ですので、皆さんの「ワザ」を是非見せて欲しいと思います。期待してますよっ!

それにしても2回目にして投稿総数711通とは。嬉しい悲鳴を上げつつ、次回の御題を出してみたりします。穴埋め部分を増やす応用をやりたいと思ったのですが、もう少し一カ所穴埋めで行きましょう。というわけで御題は『花より○○』です。投稿はコチラから!色々考えて、ガンガン送ってみてくださいましー。


ちなみに『花より男根』は、もちろん
NGワードで不採用決定でございます。

(してやったりの形相で)



[ 2006年10月05日-08:03 ]  



僕の中の課長。


別に多重人格というわけではないのですが、僕は芸人でいうところの憑依芸人タイプの人間なので、いくつかのキャラクターを自分の中に飼っています。

そんな中で、数時間前から唐突にブレイク中なのが『ドMでセクハラ好きな課長』というアイタタなキャラ。個人的には「部長」の方が好みだったのですが、とある方に「課長の方がいいよ」と云われたので、課長に降格されました。当たり前ですがリアル役職ではありません。

まぁそのまんまなんですが、プロフィールとしては中小企業の総務課の課長で、ドMでアブラギッシュでセクハラが大好きで、そのくせ女性社員には嫌われてはいないと思いこんでいます。

趣味は、真夜中に電気を常夜灯だけにして、姿見の前に全裸で立って、カッコイイ(オンリー自分内)ポーズの研究をすること。口癖は赤面しながらの「し、しげきてきだねえ」です。行きつけのクラブには煮染めたロープがキープしてあり、家には愛車の他に愛馬もあります。無論木製で、若干背がとがっているわけですが。

また密かに自分で自分にミドルネームをつけており、脳内の一人会話では自らをそのミドルネーム「ジョゼ」と呼んでいる――そんなアイタタタなキャラクターなのです。


では、そんな課長さんが、僕の脳内で大暴れした様々な会話の断片をどうぞ。


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「おはようございます課長」
「おー小林くんおはよう。おやあ今日は随分と背が高いねえ」

「あ、これですか?今日はちょっとカカトの高い靴なんですよー」
「ほおー…(ヒールを見ながら)し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「課長、コーヒーがはいりました」
「おー、いつもすまないねえ」

「あ、気をつけてくださいね。熱湯使ったんで」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「課長、シュレッダーが故障したみたいです」
「それは困ったなあ、どれ、ちょっとみてみようか」

「あぶないですよ課長。手のみこまれちゃうかも!」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「ただいま戻りましたー。いやー課長、外すっごい雨でしたよー」
「大変だったねえ、台風かなぁ」

「そうだと思うんですけどねー。いやもう傘とか役にたたないですよ。バチバチバチーって雨粒がもう痛いんですもん」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「田中君、今日の岡田部長の送別会はどことったの?」
「あ、今井屋の座敷とりましたよ」

「おー、あそこの座敷は落ち着くんだよなあ」
「でも、あそこ床かたいですよねー。足しびれちゃう」

「若い子達は正座とかなれてないからねえ」
「そうですよねー。それに岡田部長の前じゃ足崩せませんしね。じんじんしちゃって、おトイレたてなくなっちゃったりしてー(笑)」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「次の検査はなんだっけ?」
「えーと課長は次は肺活量ですね」

「おー、そうかそうか。いやあ健康診断というのも面倒くさいもんだねえ」
「あはは、そうですよねぇ。あ、課長、肺活量検査の先生、ちょっと怖いですから気をつけてくださいね」

「ん?別に注射さされたりするわけでもないだろうに」
「そうなんですけどー。『ほら、もっともっと吐いて!どんどん吐いて!まだままだまだ!』ってすごく追い込むんですよぉ」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「みんなはお昼ご飯、どこにいくんだね?」
「今日はまだきめてないですー。課長は?」

「うーん、ぼくもまだ決めていないんだよ」
「あ、じゃあ新しくできた焼肉ランチにいきませんか?すっごいボリュームなんですよ」

「お、それはいいねえ。でも僕はちょっとやそっとのボリュームじゃあ、足りないよ?」
「大丈夫だと思いますよー。もうおいしくって量もあって、いっつもベルトがギュウギュウになって、息苦しくなっちゃうくらいなんですもん(笑)」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「おや?桜井君は、まだ残業なのかい?」
「イイダ商事の担当さんが、まだお戻りになってないそうなんですよー。今日中にお返事いただけないと納期危ないんで…電話待ちですぅ」

「そうかー。先方には電話いれたのかい?」
「ええ、でも出先で人身事故があったみたいで、電車動いてなくって、帰社が何時になるかわからないって…もーすっかり放置プレイですよー」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

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「田中君、総務の梅田くんの結婚祝いはなんにしたんだい?」
「あ、女子社員で昨日ハンズで買ってきましたよー」

「んー…陶器かい?変わった器だねえ」
「やだー課長。これアロマテラピー用のアロマポットですよー」

「ふうむ、どうやって使うものなの?」
「ここにお水をはって、オイルを少したらして、で、ここにロウソクを入れてあたためるんですよー」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

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「課長ーおみやげですー」
「おー、ありがとう。そうか連休は保養所にいったんだっけ。どうだった?新しい保養所は」

「よかったですよー。テニスとかしてきちゃいました(笑)。でもシャワーの調節がちょっと難しくって、すっごく冷たい水か、あっついお湯しかでないんですよー(笑)。しばらく調整に手間取っちゃいました(笑)」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

-----

「そういえば、先週事故にあった武田君、お見舞いにいったんだよねぇ?様子はどうだった?」
「ええ、本人は元気そうでしたよ。追突されるなんて災難でしたけど、ムチウチ程度で済んでよかったですよ」

「し、しげきてきだねえ」

「課長…? あ、でも首自体はそんなに痛くなくって、どっちかっていうとコルセットがキツくて苦しいって笑ってました(笑)」

「し、し、しげきてきだねえ」

「課長…?」

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「課長、トイレ午前中一杯工事で使えないそうです」
「し、しげきてきだねえ…ッ!」

「課長…?」

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どなたか彼にキッツい
ツッコミを一発お願いします。

(し、しげきてきだねえ)



[ 2006年10月10日-20:40 ]  



美味しかった週末の話。


木曜日になって先週末の話を書くのもおかしな話だけれども、先週末はあきる野市の秋川渓谷にサンマを食べにいってまいりましたですよ。

折しも前日までは台風と低気圧と西からの乾燥した風の吹き込みで、関東地方はグズグズの大泣き天気だったのですが、出発の早朝時には完全に晴天。それも現地に近づけば近づくほど晴れ上がって来るという素晴らしいコンディションでした。

まぁ現地では、前日に土砂崩れ・崖崩れ・落石などがあり、さらにキャンプ地の沢は川になっており、川は濁流で、河原に降りる階段は濁流に直結しているというデンジャラスコンディションでしたけれども(笑)。

あ、でもキャンプエリアは渓谷の上なので、影響はないんですけどね。川遊びをすると命に関わるっ程度のもんで、そもそも川遊びをするつもりなんかありませんでしたし。やだなぁもう、僕ももう三十路ですよ?いくらなんだって、10月のキャンプで川遊びなんかするわけないじゃないですか(しょんぼりしながらビーサンを片づけつつ)


さて、毎年秋の恒例になっているこのサンマ大会。そもそもは「直火・炭火で遠慮なくサンマを焼いてくいたい!」「それなら酒も飲めた方が良いよ!日帰りだとドライバーだけ悲しい!」「それなら焚き火もしたいよねえ」「じゃあキャンプ場でいいんじゃね?」ということから始まったわけですが、メンバーも入れ替わり立ち替わりで、主催としてはもう6・7年目になります。

まぁそんなわけで楽しくやってきたわけですが、今年はビールサーバーと10リットルビールを2缶用意して、ヤフオクで購入した大ジョッキをも持ち込むという気合いの入りよう。主役のサンマも刺身にも出来る、新鮮で大振りなトロサンマが今年は50匹。ちなみにビールは現地近くの酒屋さんに頼んでおいて、サンマは通販でキャンプ地に送るという荒技です。

まぁ焼きサンマだけだと飽きるので、去年は刺身にしたりもしたんですが、薬味だのなんだのがめんどくせーので、今年はさらに一捻り。おろしたサンマをポン酢醤油でヅケにしたり、塩胡椒・サラダオイル・酢でカルパッチョにしたり、酢飯を大量に作って丼にしたり突発性寿司職人が現れてにぎり寿司を作ったりと、1/3位は生食したと思います。


また基本的にサンマ以外は、おもたせで成立しているこのイベント。毎回チーズとハチミツをもってきたり、日本酒を持ってきたり、ウイスキーをもってきたり色々あるんですが、今回僕は先日から話題にしていた果実酒を作って持参。桃酒とパイナップル酒と、変わり種の秘密兵器としてダージリンの紅茶酒を持って行きました。

果実2酒は砂糖大根から作ったウォッカを使って即製機にかけて作成したもの。氷砂糖をいれていないので甘さは自然の甘さだけ。オススメはジンジャーエール割や炭酸割だったのですが、作って手渡すと「香りはいいけどアルコールがうすーい」と原酒やロックで飲み出すヤツもいたりして大わらわでした(笑)。

しかしながら一番売れたのは紅茶酒。これは夜寒くなってきたときに焚き火を囲みながらお湯割りで飲もうと思っていたのですが、これまた原酒やロックで飲み出して潰れる人や暴れる人などが数名(笑)。

どれもこれも、なまじ飲みやすい果実酒に出来上がってしまったので、実にアレな感じになってしまいましたね。まぁそれでもトイレにこもったり、ローゲーしたりするようなバカ助がいなかったのは、さすがの面子だと思いましたけどね。そんなことになったら、出禁ですから出禁。

結局空いてしまったのは、そもそもの量が少なかった紅茶酒。パイナップルも桃も人気はあったんですが、遠慮しがちに飲みのみだった人が多かったのかなって感じでしたね。


そしてそんなわけで、帰宅後材料を調達して今度は大瓶で紅茶酒を作ってみました。同じダージリンを葉を使って、パイナップルと桃をそれぞれの瓶から一かけ移して、レモン汁と砂糖を少々加えてウォッカをどぼどぼり。あとは即製機にかけて待つだけ。

で、出来上がったわけなんですけどもね。昨日〆切が空けたんで、軽く飲んでみたんですよ。牛乳で割って飲むというオーソドックスな飲み方なんですけど「なにこれ?!」ってくらい美味いです。やばいですコレ。試しにホットミルクに注いでみたら、さらにヤバいです。

今回は前回に比べ砂糖を少し増して、若干甘みを強くしたんで、そのままの甘さで相当楽しめます。ホットミルクにウイスキーやらラムを後注ぎするホットミルクティよりも、甘さも味も香りもこなれていて、本当にアレな感じです。前回よりつけ込みの時間が長かったんで、渋みもでているんですが、それはそれという感じで、もう少し漬け込んだら、漉して詰め替えようかなと思っています。


ちなみに果実酒作りにすっかりハマってしまい、今度はウォッカ2リットル、ホワイトラム2リットル、テキーラ2リットルを購入し、ベリー系果実も大量にオーダーしてみました。近隣のダイソーで即製機にも使えるナイスなボトルも発見しましたし、今年の秋は、かなり色々楽しめそうです。



以上、冬眠に備えているクマが
現場からお伝えしました。

(やーでも、果実酒作りはしばらくハマりそうです)



[ 2006年10月12日-14:30 ]  



果実酒本格始動。


というわけで先月購入した果実酒即製機『季々彩酒』なんですが、最初に届いたのはとんだ一杯食わせモノ的初期不良品だったものの、その後交換品として届いたモノはバッチリでして、無事に毎年恒例のサンマキャンプに桃酒・パイナップル酒・隠し球の紅茶酒を持参し、大層よろこんでいただけたわけです。

一応レビューをしておくと

【桃酒】…ビーツウォッカと砂糖を本の少々。桃は実と種と皮をそのままいれる。700ccの瓶に対して桃一個半。残りはウォッカを口そばまで注いで熟成。色は皮の色素が落ちた淡いピンクから茶気味に?酸化したかな。味は桃というよりは梅・桃・桜系統の果実の熟成香。甘さはかなりある。若干雑味を感じるところもあったので、濾過したら全然味が変わった。なるほどねえ。あと飲むときにレモン汁を垂らすと、これもまた一気に鮮やかさが立つ。おすすめはジンジャーエール割。熟成段階でレモン汁なりをいれてもいいのかも?

【パイナップル酒】…ビーツウォッカと砂糖はなし。レモン汁を少々。900ccの瓶に対して、フレッシュのパイナップル(大ぶりのもの)を3cm角程度に切ってウオッカを注ぐ。香りがとにかく強烈。アルコール臭とパイナップルの香りは確かに成分が似ているところもあるので、相性最高。完璧なフレッシュの果実酒。熟成をかけるとアルコール臭が消えて、最高の味と香り。色は黄色。おすすめは水割りか、これはロックでもOK。

【紅茶酒】…フォションのダージリンを使用。砂糖はこれまでに比べ、若干増やす。といっても700ccの瓶に対して大さじ2杯程度。紅茶の量は紅茶ポットと同じ分量で考え「ポットのためにもう一杯」程度。熟成を24時間かけたところ、真っ黒になったので、あぶねえかなぁと思ったのだけど、色に対してまだアルコール臭が強かったので、この段階でパイナップルを一片加えて、レモン汁を少々。そしてさらに24時間熟成。もうまるで真っ黒けになり、大丈夫かと思ったが、随分アルコール臭が和らぐ、そして紅茶の強烈な香り。濾紙で漉して別瓶に移し、放置すると一晩で味が和らいだ。おすすめは牛乳割り、お湯割りなどなど。ソーダで割っても相当美味しかった。

というような感じです。


んで本日。楽天に頼んであった冷凍ベリーと、各種のスピリッツ系酒が揃いまして。頼んだのはストロベリー・ワイルドブルーベリー・ブラックカラント・ラズベリーに、ビーツ(砂糖大根)ウォッカ1リットル×2、ホワイトラム1リットル×2、テキーラ1リットル×2という、もうとんでもない酒量だったわけですが、善は急げとばかりに、いそいそと早速仕込んでみたわけです。

瓶は初期では700cc瓶が2本だけだったので、近所のダイソーを探してみたところ、即製機のサイズにあう900ccのガラス瓶が売っていたので、4本ばかり購入しておいたんです。そんで、とりあえず瓶がなくなるまで作ってみたんですが、出来たのはストロベリー・ブルーベリー・ラズベリーまで。しかし、まだ仕込んだだけなんですが、いやーやばい。これはもう既に美味そうです。


左からラズベリー+ビーツウォッカ
ストロベリー+ホワイトラム
ブルーベリー+ホワイトラム。


そしてブルーベリー+ストロベリー+ビーツウォッカ。


ラズベリー。もう既に美味そう…。


素材集の写真のようなストロベリー…。


どーですか奥さん。どうなのよ奥さん。どうしちゃいたいのよ奥さん。何が欲しいのかいっちゃいなよ奥さん。いやーもうだめだ。見るだに相当既に美味そうですよ。これ抱え込んでもう冬眠しちゃうよ。いやー大変です。楽しみすぎます。

まぁ即製は一本24時間なんで、完成まではまだまだ先なんですけれども、とりあえず明日の夜は第一弾のラズベリー酒で乾杯です。押忍。やっぱ試してみたいのは牛乳割かなー。分離したりしなければ、ものすごいあでやかなピンクになるはずなので、今から楽しみで仕方ありません。



「酩酊したクマが暴れる(さいたま市)」
とかいう見出しが新聞に載らぬよう
重々注意したいと思います。

(果実酒はなまじっか飲みやすいので回るからねえ…)



[ 2006年10月15日-21:48 ]  



はい、大福熊猫本舗でございます。


それは「パンダってほんとうは怖いんだね」という一言から始まりました。

僕とパンダとの歴史は古く長いものですが、その八割は空想の世界でのパンダだったりします。あんな愛らしいタレ目っぽい「くま」を持つパンダですが、その実目つきは案外鋭く、爪もシャキーンって感じですし、アゴの力は青竹をかみ砕くほどです。ぶっちゃけ連中って猛獣気味なんです

先日も中国で、バカ男が半裸になってパンダの檻に侵入して襲いかかり、手酷い逆襲を受けましたが、冗談抜きで現地の野生のパンダがいるエリアでは、パンダに襲われた村民の方々もいらっしゃるわけですよ。パンダって、意外とおっかないヤツらなのです。

まぁそれでも、周りに竹しかないから仕方なく竹を食うようになったり、身体の割に腸が短く、竹を食っても2割程度しか消化吸収できないために、一日中竹を食っては寝っ転がって体力を温存するという、相当やる気ナッシングなライフスタイルや、数十年〜百年ほどの周期で訪れる竹の一斉開花の際には、食べ物がなくなってしまい、あわてながらも仕方なく諦め気味の餓死を迎えてしまったりする、やる気の無さは、パンダが「愛されるパンダ」たるバックボーンを感じさせるに十分ではありますけどね(苦笑)。


でも、僕の中のパンダはそんなものじゃあないのです。子どもの頃、かかりつけの病院の待合室で手に取った大人の読む雑誌。その中でかろうじて読み取れた、短い文章がいくつもならんだページには、パンダがさまざまな形で紹介されていました。もちろん半分以上はジョークで。そしてその中に、こんな言葉があったのです。

「熱を出して寝ていると、氷のうを替えてくれそうな気がします」

雑誌とは週刊文春で、僕が読んだコーナーとは『糸井重里の萬流コピー塾』。そしてその時の御題が『パンダ』だったのです。この言葉は、パンダというイキモノに対しての、あまりにも鮮やかな空想のイメージとして、僕の脳に焼き付きました。

そして以後数十年に渡って、誰もがパンダに持つ空想のイメージと現実のパンダとのギャップの中間地点を探しては、こねくり回してきました。当サイトのキャラクターである、アフロパンダの太々君は、そうして産まれた一つのキャラクターでした。


そんなここ数年の日々の中で、一昨年云われたことがありました。「太々くんってアフロ外したらどうなるの?」と。ぶっちゃけ考えたこともありませんでした。

しかし当サイトの初期からのシンボルであったアフロも、PA10を持って卒業した感が強い今、いつまでもアフロという飛び道具に頼っていては、太々くんも団体のエース(なんの?)にはなれないのではないかと思い、そこからまたパンダ模索への道が始まったのです。

何しろ絵心がまるでない僕ですから、最初にアフロを外した太々くんを書いたときは、何が起こったのかと我が目を疑うほどのヒドイ姿になってしまいました。もはやパンダでもなんでもない妖しげなイキモノ(?)がスケッチブックに現れたのです(笑)。

何度書き直しても、どうこねくり回してもその結果は変わらず途方に暮れていたのですが、逆に考えれば、いつの間にか太々くんは「アフロをかぶったヒト型パンダ」ではなく、「アフロパンダそのもの」として固まっていたのだと認識するにいたりました。


そうなると、太々くんはもはや完成系の御本尊(笑)という扱いになりますが、ならば今僕の中にある、それこそ「氷のうを替えてくれそう」なパンダは、どんな姿をしているのだろう?と考え、そこから始まったのが「ヒトとパンダの間にいそうでありながら、それでもなお明らかにパンダである空想上のパンダ」を模索するという、なんとも難しそうな方向性に至ってしまったのです。

さーそれからは実に大変でした。資料をかき集め、ヒマを見つけては生のパンダも観に行き、スケッチブックを何冊もダメにしながら、絵心がないなりにひたすらパンダを描き続けました。さらには絵描きさんや絵心のある知人友人の皆さんに、ものすごい勢いで迷惑をかけつつ、パンダが夢に出てきてうなされる人を続出させながら、なんとか形をまとめていったのです。


そして一昨年完成したのがコイツ。


大好物である笹竹に囲まれて、おそらくお酒の入ったヒョウタンを携えて、幸せそうにしているパンダ。大福のようにまんまるなシルエットと、大きな福がありますようにという願いを込めて、そのまんま「大福」と名付けました。


ここまでで、僕のパンダ探しの旅は一段落はしたのですが、その後もスケッチブックや打ち合わせノートをダメにしつつ、パンダを追い掛け続け、イメージが降りてきてくれるたびにちまちまと進めていって、またまたパンダにうなされる人を続出させた結果、出来上がったのが、こちらの今年の新作2作なんです。

【大福君のっかりTシャツ】



【いまどきの双子パンダTシャツ】





様々なブランドやアーティストのデザインに影響を与えている
RU○DMC風のデザインの上で、大福くんは今回も相当な勢いで
やる気なく、ぐったりしています。


なにやら下の文字が気になるようですが
まぁおそらく「なんかわかんないけどまーいっかー」
程度にしか考えていない表情です(笑)。



書いている間に、中国の双子姉妹パンダが相次いで
双子を出産というニュースが飛び込んできて心底驚きましたが
仔パンダ達の資料をみていて、「現代っ子の仔パンダ」
描いてみようと思い色々こねくり回して出来たのがこの子達。
大福熊猫プロジェクトに新しく増えた仲間、双子パンダの壱福と小福です。


ちなみにコッチが壱福です。
手に持っているのは携帯音楽プレイヤーかなんかですが
アレな大人の都合で、特に商品名を
特定するものではありません(苦笑)。


で、コッチが小福だったりします。
手に持っているのはおそらくモバイルツールでしょう。
さすが現代っ子です。特に今人気の携帯ゲーム機だとか
いうわけではありません(苦笑)。


とまぁこのような感じで、なんじゃかんじゃと紆余曲折を経て、なんとか完成にこぎ着けました。いやほんと、清書してくれた方々や製作を請け負ってくれたEVERSOULさんには、ご迷惑をかける事しきりで、本当に申し訳なかったです。

半そでのシーズンに出したかったモノの、なかなかイメージが固まらずに進捗せず、かといって一切手を抜きたくはなかったので、長そでのシーズンになってしまいましたが、長そで&半そでを同時にリリースする形で対応することにしました。

ついでに、昨年人気だった和風家紋Tシャツのマイナーチェンジバージョンや、大福くんの初代Tシャツもリクエストにお答えして、長そでTシャツ・半そでTシャツ両方で復活させてみました。

全て受注生産になりますので、オーダーからお届けまで若干お時間をいただきますが、よろしければ是非可愛がってやって下さい!!



このリリースを終えて、ようやくパンダに
囲まれて色々される夢から解放されると思うと
嬉しいやら寂しいやら微妙な気分です(笑)。

(重いやらもふもふしてるやら、大変なのですよ)



[ 2006年10月17日-17:58 ]  



科学万能の世に対する警鐘。


ウォシュレットも随分と進化しているようで。

発売当初は「お水でお尻がキレイになる」というだけのアイテムでしたが、研究しつくされた噴出角度や水量などもあり、ことトイレという個室空間に異常なまでの関心をよせる我が国民にあっては、広く浸透したアイテムです。

また、その裏では、A感覚に目覚めそうになる少年や、機能を確認しようとして顔面に水を噴射された少年などが多発したこともあるわけですが、そんな余談はさておき、最近のウォシュレットには、さまざまな機能が付くようになっているようです。


一つには便座の温度管理機能。これは実は大きな意味があります。「便座が冷たいのくらいガマンするか、便座カバーやらなんかで管理すりゃいいじゃん」と思われる方も多いかも知れませんが、実はこの冷たい便座が命取りになることもままあるのです。

特に中高年からお年寄りの方に多いのですが、そもそもが暖房の効いた部屋や暖かい布団の中から、気温の低いトイレに入るだけでも、その気温の差から急激に血管が収縮し、心疾患や脳血管障害の原因になったりすることもあるんですが、その中でも、朝の寝ぼけた状態で冷たい便座に座り、その急激な温度変化から血管が収縮するというパターンも決して少なくはないそうなんです。つまり「うわ、ひゃっこい!!」では済まないケースもあるということです。

おまけにトイレは個室、場合によっては密室ですから、家族が同居していても発見が遅れて大事に至ることもままあるというのですから、怖い話ですよね。そうしたところからも、この温便座機能というのは、非常にお役立ちなものだと思います。


次に目を引く機能は、これは結構前からあったようなのですが、温水ウォシュレット機能です。これは「冷たい水でないと洗った感じがしない」という一部のマニアの方々には不評らしいのですが、やはり冷たい水で敏感な部分をアレされたりコレされたりするよりは、温かい方が色々な面でいいわけです。

というのも大便の成分の約2割は油脂分だとされていますので、水で洗うよりは、温水の方が油脂を溶かしながらになりますので、汚れ落ちがよろしいということになるわけですね。

ですが温水の温度設定をうっかり高めに設定してしまうと、お風呂やシャワー時の「全身が慣らされている温度に対しての、敏感な部分への温度」ではなく、「一撃必殺ピンポイント爆撃での敏感な部分への温度」となってしまいます。

その為「若干冷ための水が*に来る」と覚悟を決めていたはずが、42〜3℃の温水が*に結構な勢いで飛びかかってきてくることになり、いわゆる「覚悟の量」を誤って、トイレの個室であーッ?!なに!?なにッ?!」と奥歯をガタガタいわせながら狼狽して、「停止」を押そうとして、「ビデ」を押してしまい、温水攻撃が止まったと思ったら、今度は角度を変えて攻撃をされて、再びぁああぁーーーッ?!」と声をあげることになるので、注意が必要です。


そして最後ですが、これが最近とある人物を大いに困らせた最新機能なんです。我が家には1F2Fにトイレがあり、僕は主に2Fのトイレを使っているわけなのですが、先日来自宅の改装が行われており、そのついでに1Fのトイレにもウォシュレットを導入することになったのです。

間取りの都合上、1Fのトイレは2Fのトイレより狭く作られており、使用には問題ないのですが、ウォシュレット便座のコントロールパネルが便座の真横に来るタイプだと、若干掃除がしにくいからということもあり、便座の結構後方、背後の貯水タンクの横あたりにコントロールパネルが着いているタイプのモノにしたんです。

ところが、大の男や僕のような特大の男が便座に座ると、背中には貯水タンクがあり、その横にコントロールパネルがあると、手探りで操作をするような感じになってしまうんですね。貯水タンクのせいで、身体の向きも制限されてしまいますから。喩えるならば、ガンベルトに吊したホルスターが、うっかり腰の裏に回ってしまい、手探りで拳銃を抜き出そうとするような感じです。これが非常に操作しにくい。

ですがさすが21世紀。そのあたりのことも計算ずくでして、なんと壁面に赤外線送受信付のリモートコントロールパネルが設置されたわけです。これぞまさに最新型ウォシュレットの機能。リモコンウォシュレットですよ。まさに科学の勝利。21世紀、来てるな未来!といった感じです。


とまぁ、そんな感動の中、先日1Fのトイレに初挑戦したんです。余談ですが、僕は初めてはいるウォシュレット付のトイレでは、必ず水量をMAXにして着座します。まぁこのあたりはなんでしょうね、「様子見や体力のけずりあいなんてのは性にあわねェンだ…全力で来いや」(パンツ一丁で天地の構えを取りながら)というような、神心会空手開祖のような心意気とでもいいましょうか。まぁ僕の中のチャレンジャースピリッツでありフロンティアスピリッツがそうさせるといっても過言ではないといったような、まぁアレな感じなんですけどもね。

ともあれ、脱衣・着座・MAX設定・放出と通常の段階を経て「いざ我が菊座を洗ひたまへ清めたまへ!」と、えいやっと壁面につけられたリモコンのスイッチを押したのですが、どうにも感度が悪いのか動作しないんです。

「ははぁこれはひょっとして、俺様の巨体が赤外線を遮断しているのではないかな」と思い、「おしり」ボタンを連打しながら便座の上に座ったままウイービングやダッキング、ヘッドスプリングなどで見えない赤外線をかわしてみたのですが、そうこうする内になんとかウォシュレットのモーター駆動音が聞こえて、ようやくスイッチが入ったことを知りました。

「やれやれ、21世紀も大したことないのう」などと人心地つき、この後来るであろう*への水圧攻撃への覚悟の量を決めていたのですが、次の瞬間、予想だにしない温度と水圧をもった攻撃が、*をピンポイントに狙撃し始めたのです。

思わず声をあげそうになる僕。なんでしょう、このピンポイントっぷりは。21世紀型のウォシュレットは化け物か?!レーザーサイトスコープでも装備しているのか?!あと新品だけあって目詰まりもしてないから、予想以上に水圧がすげえわけですよ。しかもその水圧がピンポイントです。

具体的に比較するならば


↑旧型


↑最新型

っくらいの違いです。ダーツ用語でいうならば「ビットで狙ってくる」わけですよ。これはキツい。


これは侮りました。侮っていました。すみません、もう勘弁して下さい。ほんとすんません、自分調子にのってました、と、あまりの事に、奥歯をガタガタいわせながらも慌ててリモコンの「停止」ボタンに指を伸ばしたのですが、便器の中から僕を狙撃する「ヤツ」は全くの無反応。

「そうか!赤外線か!」と、停止ボタンを連打しながら身体をくねくねさせて、発せられているであろう赤外線をかわしたのですが、全くの無反応。どうしたー?!と思ってリモコンをよく見てみると、液晶が消えているではないですか。

この瞬間気づきました。さっきも反応が悪かったのは、僕が赤外線を妨害していたからではなく、単純明快に電池切れが近かったからだったのです。

そして度重なるボタン連打によって、リモコン内の電池はその力を使い果たし、静かに息絶え…そして今や、菊座に襲いかかり続ける「ヤツ」を止める術を失ってしまったわけなのです。これは困った、困りました。そうこうしている間にも、既に温水は射出を終え、冬の足音を感じさせる冷たさが、僕のアレを苛みます。


パニックになった頭の中で僕はウォシュレットのコンセントを探し、手を伸ばして真剣にそれを抜こうとしました。が、便座に座ったままではもちろん届きません。その間にも冷水はスゴイ勢いで僕のアレをアレしています。アレし続けています。「もうほんま堪忍して…」と何故か似非関西弁まで脳内では飛び出す始末です。

「この機械には加減というものがないのか!誰だ!水量MAXにしたバカタレは!!あ、俺だぁああぁぁーッ!!」と脳内でテンション芸人のような自責と自問自答を繰り返したりしている内に、ようやく本体にもコントロールパネルがあることに気が付き、そこに手を伸ばし手探りで停止ボタンを探し、一度は若干菊座からはズレた「ないよう!男のそこにはなにもないよう!洗うところはないよう!!」というところに強水圧で狙撃をくらいつつも、なんとか停止させることが出来ました。

一時は、本当にどうなることかと、このまま菊座からの入水によって溺死するのかと。まぁそこまでいかなくとも、水が噴き出したまま素早く立ち上がり様に便座にフタをして、電源を抜こうかとまで思いましたが、なんとか無事に済みました。


このように科学の進歩とともに、日々進化し続けるウォシュレットですが、科学の恩恵に頼ってばかりいると、足下を掬われ、そして危機に陥ることもあるということです。読者諸兄諸姉の皆様におかれましても、十分にご注意下さい。



「そんな風になるのは、お前だけだよ」は
禁止の方向でお願いします(土下座)。

(「新品ウォシュレットに負けた男」という二つ名もナシの方向で…)



[ 2006年10月19日-12:57 ]  



くま酒 とまと せろり



貴方の手もとには、トマトジュースがあります。そしてウォッカの瓶も。そこに少量のソルトとカットレモン、セロリがあれば完璧。ブラディマリー(メアリー)という、僕が一番好きなカクテルの一つは、それだけの材料で出来ます。

ロンググラスにアイスを入れて、30〜45mlのウォッカを注ぎ、そこにトマトジュースを適量注ぎます。ウォッカの3倍程度がベスト。アルコールの強さはそこでお好みに。マドラーでステアして、カットレモンにナイフをいれてグラスに添えて、セルフマドラー代わりに葉付のセロリをスティックにして添えれば出来上がり。お好みでグラスリップにソルトをどうぞ。

クラシカルレシピにうるさいマスターならば、そこにリー・ペリンソースをアレンジでほんのすこし。拘るならばトマトジュースもクラマトーを使いたいところ。ウォッカもスタンダードなアブソリュートだけでなく、ヴラヴォドやストリチナヤにギルビー、かわりどころではインビロヴァやズブロッカ、ペルッツなんかもオススメです。

そんなスノッブを語るには十二分なカクテル。それがブラディーマリー。必須なのはウォッカとトマトジュースという組み合わせだけ。あとは貴方のお好み次第。それがブラディマリーというカクテルなのです。


というわけで、失敗しそうな確率50%くらいの確率のつもりで即製してみた「トマト&セロリウォッカ」なんですが、即製が完了したので軽く味見をしてみました。即製中はアルコールの強い臭いとセロリの臭いで「うーん…」という感じだったんですが、出来上がったのを濾紙で漉してみたところ、若干緑がかった綺麗な金色の液体に仕上がりました。

香りはセロリの「いい」匂いの部分だけになり、アルコール臭はまだ若干あるものの、ロックにして飲んだところ、飲み終わりやキックバックにものすごい香りがあって、さらに後を引くという果実酒特有の美味さがしっかりでており、甘みの中にしっかりとトマトを感じられる、不思議な果実酒となりました。もちろん砂糖は一切使っていませんので、ウォッカ本来の甘みとトマトの甘みです。

書いた通りベースはウォッカ。そしてトマトとセロリのエキスが抽出されているわけですから、これをトマトジュースで割ってブラディマリーにしたら一体どうなるんだろうかと、期待に胸を膨らませつつ、基本レシピ通りに作ってみました。つまりトマトジュースで割るだけです。


で、飲んでみるとこれがもう美味さMAXです。信じられない味です。トマトジュースは無塩のを使ったのですが、とにかく飲みやすい。さらさらとしている上に香りが強く、後を引き、アルコール臭はまるでしません。

続いてソルトをグラスリップに少しつけ、レモン汁を数滴垂らしてステアしてみました。するとどうでしょう。電気精製塩ではない粗塩を使ったせいもあるのかも知れませんが、トマトの旨味要素、セロリの香り成分、そして二つの野菜の匂いと甘さ、それらがぴーんと切り立ちました。ものすごく味と香りの輪郭が明確になり、その上でそれらがキレイに結びついています。


これは驚きでした。スノッブを語れるくらいブラディマリーは好きなカクテルなんですが、これまでのベストはクラマトーとスタルカを使ったスペシャルなモノだったのですが、そうした手と贅を尽くしたウォッカとは別方向で、僕のブラディマリー体験のど真ん中に立ちました。いや、もう美味すぎます。

これにクラマトーを使ったらどうなるんだろう?リー・ペリンソースを使ったら?ウォッカではなく、トマトの故郷である南米産のテキーラで作ったら…?とまぁ、夢は膨らみまくりです。

もちろんセロリを使っていますし、トマトもヘタごと浸けていますので、若干青臭い匂いはあります。ですので飲む人を選ぶ酒ではありますが、ブラディーマリーがお好きな人にならば、是非オススメしたい逸品です。


大好きなマンガ「BAR レモンハート」では、マスターがブレンデッドウイスキーに、その原酒のシングルモルトウイスキーをフロートする「スーパーハイボール」というカクテルを編み出していました。

ならばトマトとセロリで作った果実酒をトマトジュースで割る、このブラディマリーは「スーパーブラディマリー」になるのかな、なんて考えましたが、折角ラベルもつくって「くま酒 とまと せろり」としたので、表題の通り『ブラディーベアリー』と名付けてみました。もちろん自己満足ですけどね(笑)。



さーいい感じに
酔っぱらって参りました!
よーし冬眠するぞー!

(味見のつもりが、ついつい3杯飲んだらさすがにまわりました…)



[ 2006年10月22日-01:51 ]  



自家製果実酒と酒税法。


 しょうちゅう等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。
 また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。
国税庁 酒税法お酒に関するQ&Aより

で、ですね、これがどこまでがよくってどくまでが悪いのかを考えてみたりしたわけですよ。「消費者が自ら飲むための酒類」ってところですな。自分で飲むならもちろんOK。じゃあ他人がいる酒宴に持って行って飲むのはどうなのか。販売は当たり前ながらダメだけれども、例えば小瓶に分けてお裾分けはいいのかダメなのか。

調べてみると、こういうのもあるわけで、旅館などで供するのは酒類製造免許をもっていなければならないわけですよ。ところがぎっちょん、こんな感じで出している旅館やらペンションやらどかどか出てくる。皆さん酒類製造免許をお持ちなんでしょうか。きっとお持ちなんでしょう。年間6000リットル以上製造しなきゃ申請・取得はできないようなんですけれども、皆さんきっとそうやって作ってらっしゃるのでしょう。うん。


で、どこまでがOKで、どこまでがダメなのかわっかんなくなってきたので、税務署に電話してみました。最初に電話したのは、地元○宮税務署の税務相談室。で、「自宅でブドウや穀物以外の果実酒を漬けようと思うんですが、これに関して酒税法関連で質問があるんですが」と問い合わせたところ、相当横柄な口調で「自宅でお酒を漬けるのは全部だめですね。違法ですよ」とかトンチンカンなお答えが。

こっちゃ国税庁のQ&Aの「例外とする」ってところを見ながら問い合わせてるのに、なんだそれは、と。ムカっと「酒税法に提示されている禁止品目以外でもですか?」と突っ込むと、途端に電話の向こうで激しくスイミングアイする気配があった後「詳しい人間がいますので、こちらに電話してください」と別部署の電話番号を教えられました。知らねえんなら最初っからいい加減なこといってんじゃねえよ。それで税務署勤めっつーか相談窓口勤めがよく勤まるもんだなと思いつつ終電。


まぁそれはともかく教えていただいた電話番号にありがたく問い合わせてみて、質問をしてみると「あー調べてみて、詳しいものに折り返させますので…」とのこと。しばらくして折り返し電話がきたわけですが、僕と同じ国税庁ホームページのQ&Aを見ながらのご返答。つまり折り返しの間の「調べて」っていうのはググってたってことですかね(笑)?

そんなこんなで以下ご返答。「果実酒製造は仰る通りブドウや穀物類など指定されている品目以外を漬けて、ご自分で楽しむ分には問題ありません。販売はもちろんダメですが、小分けして贈答というのも正直難しいところです。あくまで法律上では「消費者が自ら飲むため」となっておりますので、こちらからモゴモゴモゴモゴ…OKということはできません。ただし消費者自身や友人がその場に集まって、お酒を楽しむ場に果実酒を出すというのは『消費者が自ら飲むため』になりますので、モゴモゴモゴモゴ…問題はないと思います」と非常に明確かつ曖昧な判断基準を提示して下さいました。なるほどモゴモゴするような事なんですね、これは。

それを受けて「じゃあ、友人との宴会に持って行くというような形でも問題はないんですか?」と重ねて問い合わせてみると「問題ないと思います」とのご返答。ふむ、なるほどなんとなくわかったようなわからないようなといった感じではありますが、自分の中の線引きは出来たような気がします。贈るのはダメで、ホームパーティーの「おもたせ」で自家製果実酒を持って行って飲むのは、まぁ問題ないということなのでしょう。

でもこれもグレーといえばグレーなんでしょうね。質問に応えてくれた方の解釈とお応えであって、厳密に法文を解釈するという方ならば、酒宴に持って行くのも酒宴に供するのもダメということになりそうです。でもまぁ、親切に受け答えしてくれたことには非常に感謝したいと思います。最初の相談室のおっさんはなんだったんだと思うわけですけど、この際目をつぶることにしましょう。しかし、ま、これは例え話ですけれども、0570から始まる電話番号で、接続前に「20秒ごとに10円の情報料金がかかる」とアナウンスされる有料相談電話で、自分が詳しく知りもしない事で、脅しとガセネタを吹き込まれたんじゃ困りますよねぇ、奥さん?


でもそうなると、近所のおばさんや親戚のおばーさんや、郷里の田舎から「今年は梅が沢山生ったから、梅酒を漬けたの。美味しくできたから送るわねー」っていうのはNGになるはずなんですよね。田舎じゃ見慣れた光景だと思うんですが。無免許製造犯として処罰されることになるわけです。なんともかんとも実に世知辛い。

ブログなんかで「田舎から梅酒が届きました」なんていう記事を書こうものなら、これもNGになるというわけなんでしょう。文末に「(※この記事はフィクションです)」とか入れるとかで対策とか(笑)。うーん、これはなにげに深いテーマなのかもしれません。これ国税庁に聞いた方がいいんですかねえ。それとも藪を突いて蛇を出すような真似はしない方がいいんでしょうか。難しいところです。


というわけで、何人かの方から「くま酒かわいいです!売って下さい!」とか「くま酒美味しそうですね!売って下さい!」というメールをいただいたりもしましたが、そうした販売・譲渡のリクエストには、一切お応えできませんので、悪しからずご了承下さいませ。

ちなみに、お裾分け様にーと思って購入した瓶は、お裾分けはNGとのことなので、普通に詰め替え瓶として詰め替えられ、我が家のキッチンのシンク下冷暗所で、酒盛りの日を待っています(笑)。折角手に入れた果実酒即製機と、果実酒作りという新しい趣味。法律を守って楽しく安全で罰せられない果実酒ライフをおくりたいモノですね!



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もうみんな買っちゃえばいいじゃなーい!

(魂の契約を誘惑する悪魔の形相で)



[ 2006年10月23日-13:26 ]  



とある結婚式の話 -1-


先日、十年来の友人、いやーまぁ親友と呼んでも差し支えない男が結婚しました。

関係各所でも既に様々なレポートがアップされていますし、本人も公言しておりますので、皆さんもうご存知の事と思いますが、結婚した親友というのは、元『兄貴の館』管理人の兄貴氏です。

まぁなんといいますか、彼と初めてあったのは僕が17歳、彼が二十歳の頃ですから、『春九堂』と『兄貴』という関係以前からの仲。そう考えると、実に色々な意味で感慨深い出来事でした。

彼と付き合っていく内に、ポツリと云われたことがありました。「悪いけど、いつか結婚式を挙げることになったら、友人代表としての挨拶は頼むね」と。まぁその時はお互い結婚なんて、まだまだ先のことだと思っていたのですが、意外とその機会はポロリと転がり出てきてしまったわけです。


『兄貴の館』というサイトの歴史をご存知の方には、いまさら説明するまでもなく、独身時代には元祖・炎多留スト(ホタリスト)として数々の男性サイト管理人を毒牙にかけてきた彼。つまりその性癖のベクトルは男色方向に驀進していたわけですが、プライベートでは歴としたゲイ…?バイ…?ノーマルでありました。

ですから結婚するという話も、花嫁となる女性の紹介も、普通に友人として受け止めたわけですが、このオバカ野郎は「ネットで知り合った」という事をひた隠しにしてやがりまして、どこで知り合ったの?という僕の問いに「…ダーツで…」と欺くというヒドイ隠し事をしてやがりました。まぁその欺瞞工作は秒殺されて、後にさんざんいじられるネタになったわけですけどね(笑)。


さて、そんなこんなで挙式準備は進み、少し前に共通の友人の披露宴があったこともあって、披露宴の段取りやタイムスケジュールの確認、台本書きやらBGM集めなど、忙しい中彼も随分頑張っていましたが、その分、僕におっかぶされる分量も雪だるま式に増えていき、気が付けば二次会の総合司会までやらされることになっていました。

披露宴の挨拶や二次会のMCを考える上で、彼から指摘されたことは「披露宴は会社の社長とかも来てるから、頼むから穏便に」ということ。そして「二次会はネット関係の人も沢山くるけど、会社の同僚とかもいるから『兄貴』だけはカンベン」ということでした。

前者はわからんでもありません。ましてや会社の社長だけではなく、両家のご両親・ご親族の方もいらっしゃるわけですから、そんなところで節度を守らないほどバカではありません。そういうわけで、これは快く了承し、事前に挨拶の原稿も何度か改めて、新郎新婦にチェックしてもらうという細かい配慮をしました。

んが、二次会については進行台本の段階で既に相当無礼講になっていましたし、招待者リストをみるだに「あー…こりゃあムリだな…」と思いましたので、「OKわかった。可能な限りベストを尽くすよ。良くも悪くも」と悪代官の様な笑みを浮かべるに留まりました。


大体、招待者リストに懐かしの801SSなんかで、散々陵辱しつくしたヤマグチさんや、ワタナベさんが含まれている時点で、もう復讐されるのは目に見えているような感じでしたし、ある年の大晦日に、年越しを楽しむために集まった後に出向いたレンタルビデオ店で

「どうせ健ちゃんのカードで借りるんだから、いいじゃん。汚れるの俺のレンタル履歴じゃないし(−_−)」

とのたまい、ホモビデオ(美少年ヨシキ)を借りるという離れ業をやってのけたり

「いま襲われるのと、生フンドシで読者サービスするのどっちがいい?(−_−)」

などと侍魂フンドシを生着用させた上にゲラゲラ笑いながら撮影するという鬼のような所業をされた侍魂の健ちゃんまで招待するあたりで、なにも起こらないわけがありません。なんというか兄貴は明らかに『覚悟の量』を誤っていました。

更に云えば、他招待されている遊び仲間達も「隠し通すなんて無理」と裏では断言していましたしね(笑)。まぁどこまで暴走するかは僕でさえも計りかねてはいましたが、兄貴本人は、より一層、注がれる水の量に対しての用意すべきコップの大きさを間違えていたというところです。

そして結果、注がれた水はコップの許容量を遙かに超えて、溢れだし、広く床を濡らすに至った…といった感じです。いやはや、こういうときに日頃の行いの成果というものは、必ず出るものですね。この日ほど、因果応報という言葉の意味を考えさせられたことはありませんでした。


さてさて、そんなこんなで迎えてしまった当日。二次会の司会もあるので、若干派手目なシャツとネクタイにスーツをまとって出陣。会場ではさまざま打ち合わせをしたかったのですが、会場では兄貴は既にテンパり気味。

さすがに顔見知りとなっている兄貴のご両親にも挨拶をしたり、式から参加の友人達と打ち合わせをしたりしている内に、ろくすっぽ本人とは打ち合わせも出来ず、まぁこのままドカーンといきゃいいかと披露宴に臨みました。

高砂に座った新郎新婦は一世一代のめでたき日を迎えて、それはそれは立派に見えたものですが、この時点で兄貴は既に胃痛でぶっ倒れそうな表情をしており、その姿に感動しながらも「…大丈夫だろうか」と心配したことは云うまでもありません。そして近づく出番に、僕自身も胃痛MAXとなっていました(笑)。


新郎新婦の紹介VTRや、乾杯の音頭や、それぞれの上司の挨拶などがあったりした後、程なくお色直しとなり、再入場後一発目に僕からの挨拶がとなりました。

まぁ一応原稿は用意しておいたものの、こうした席では前に挨拶をした人の語ったモノと重なるエピソードは限りなく排除すべきものですし、後に続く人もいるので、その人のためにエピソードやタームを残しておかなければならないという事もあります。

オマケに挨拶・余興の一番手ですから、お祝いに来て下さっている皆さま方の耳目をかき集めつつ、次の方がやりやすいような空気を作らねばなりません。

そんな重要なポジションをヒョイと任されたわけで、出番が近づけば近づくほど「祝い」の気持ちが「こんちくしょーおめー覚えてろよー」という「呪い」気味に傾きかけたのは、致し方のないことでしょう(笑)。これから挙式を考えている読者諸兄諸姉も、こうした挨拶をお願いする時の人選や順列などは、よくよく考えてからにしてくださいね(笑)。


まぁそんなこんなで挨拶も済み、無事披露宴の大半は終わり、新郎新婦からの挨拶を持ってお開きとなったわけですが、最後の新郎からの挨拶で、僕が挨拶で語ったエピソードに触れつつ、非常に言霊のこもった好い挨拶をした兄貴に、不覚にも感動してしまいました。

なにしろ数年来の友人の式に参列したときは、新郎新婦が入場口に姿を現しただけで涙腺を決壊させた僕です。自分の挨拶があったので、それどころではなかったということを加味しても、ここまでガマン出来たのが不思議なくらいでした。

とにかくテンションを抑えて、この後の二次会もあるのだからと気を張っていたのですが、披露宴会場から退出する際、新郎新婦の見送りを受けるわけですが、その時に握手した兄貴の手が、何かを堪えるように震えていたのを悟ってしまったものですから、もうダメです。

情けない話ですが、「この後二次会の司会もあるからと思って、抑えてたけど、今だけごめん」と云って、思わず号泣してしまいました。いやー、そんだけ嬉しかったんですよ。ほんと十数年の付き合いというのは、語り尽くせぬものがありますので。色々ありましたから。

あとで聞いた話では、僕が号泣したのを受けて、列に並んでいた人達がものすごい勢いでもらい泣きをしていたそうです(笑)。

結婚に向けて相当ダイエットを果たした兄貴ではありましたが、それでもまだデカいわけで。披露宴会場の出口で、巨大な肉塊が暑苦しく抱き合いながら号泣しあっている姿が、もらい泣きを誘うとは、披露宴ならではですよね(笑)。日常でそんな場面に遭遇したら、とりあえず警察か猟友会に通報されるだけですから。


とまぁ、そこまで抑えていた感情やら涙腺やらが決壊してしまった後、二次会が控えていたわけですが、とりあえずまずは精神状態を元に戻して、二次会を盛り上げられるようなテンションに戻すのが大変でした。

それでも、忙しく二次会会場で音響関係やら進行の打ち合わせを式場スタッフさんとしたり、マイクテストをしている内に、少しずつ気持ちも戻りはじめ、ネットつながりの友人達が続々と姿を見せ始めてからは、もうガタガタいってられません。

パシっとテンションを切り替えて、新郎には内緒にしていた新婦との仕込みやら進行、タイミングなどを打ち合わせつつ、号泣した素の顔など忘れて、がっちりと「春九堂」に切り替えて、二次会に臨みました。

(長くなったので次回に続きます)


[ 2006年10月25日-18:29 ]  



とある結婚式の話 -2-


というわけで二次会の開始と相成ったわけですが、まずは軽い前説と、入場時のパフォーマンス指導がありました。

これはもう兄貴が「どうしても」とリクエストしていたもので、前々の打ち合わせから出ていたモノなのですが、僕らが長年応援しているプロレス団体DDTの社長兼エースレスラーであるところの高木三四郎選手のテーマ曲で入場したい、というのが彼の希望でした。

Scooterの『FIRE!』という曲のリミックスエディションなのですが、この曲のサビ部分であり、何回か曲中に繰り返される「1・2・3、ファイアー!!」というシャウトのタイミングで、腕を軽く上げて両拳を突き上げるというパフォーマンスがあるので、まずはそれを軽く説明。

加えて、手拍子と「ヘイ!ヘイ!ヘイヘイヘイ!」という声だし、そしてテープ投げと最後の「ファイアー!」に合わせてクラッカーを鳴らしてもらうなど、様々な仕込み説明をしたわけです。


余談ですが、入場曲に同DDTの異色レスラー、男色ディーノ選手のテーマ曲であるところの布袋寅泰さんの「スリル」で入場し、入場途中で男性客を押し倒したりするというアイデアもあったのですが、さすがにアレがナニ過ぎるので却下されたことはいうまでもありません。

そんなわけで「俺の曲をかけろ!ミュージック・スタート!!」のシャウトとともに曲がヒットし、新郎新婦入場。僕の方はタイミングを見計らって、リクエストされていた新郎新婦のコールを、敬愛してやまない古田信幸リングアナ風の絶叫系で送ります(そしてこの瞬間に喉がイカれました)

飛び交うテープにクラッカーの中、参列してくれた友人・同僚達の中を煽りながら入ってくる兄貴と新婦。いやー満面の笑みです。披露宴での胃痛MAXヅラと、見送りでの号泣などまるでなかったかのような、人生最良の瞬間。


んが。彼が心底幸せそうだったのは、この瞬間まででした。


高砂に着いた新郎新婦が、最後の「1・2・3、ファイアー!!」でシメて曲を落とすと、早速新郎新婦の紹介VTRです。スライドに合わせて原稿を読みながら、適当に新郎新婦にチャチャをいれつつ、なにしろ二次会ですので、なるべくライトなノリに持って行きます。

そして樽割りを終えて、乾杯の御発声をいただくことになったわけですが、その人選が既にアウトでした。事前に依頼しておいた、その人物は僕も兄貴も結構古い付き合いになる、ネットで知り合った友人。共にダーツに興じ、キャンプに行き、酒を飲み、プロレス観戦をし、そして…新宿2丁目の飲み屋によく一緒に行く人物です(残念ながら(?)、もちろんノンケです)

僕の方は事前に彼から話を聞いていたのでアレでしたが、「乾杯の前に、少しご挨拶を」と語り始めた彼の目は、もはやイタズラっ子のそれのように。もしくは獲物を目の前にして、あとはトドメを刺すだけ状態になった肉食獣のそれのように光っていました。

うろ覚えなのですが、彼の挨拶を文字興しすると、こんな感じです。

「本日は、新郎の会社の同僚の方々も多くいらっしゃっているとのことですが、新郎はプライベートでも非常に友人達から慕われておりまして、本日は同僚の皆様にも、そして新婦御友人の皆様にも、新郎がどれほど慕われているかを、知っていただきたいと思っております。そこで、今ここにおられる方で、新郎がプライベートでどのように呼ばれているかを、ご存知の方は私の『せーの』の後に、一斉にその名を呼んで下さい。はい、『せーの』!」




「「「「「あぁーーーーーにきぃーーーーーッッ!!」」」」」





終ぅーーーーー了ぉーーーーー。






二次会開始からおよそ10分前後で、会場は「新郎=兄貴」という認識がなされるに至りました。新郎同僚4割、新婦友人・同僚2割、新郎新婦ネット関係の割合4割という、条件的にはネットサイドにアウェイ感が漂う中で、こういう結果を生み出したのは、最早新郎がこれまで積み重ねてきた、様々な意味での「徳」としか言い様がないでしょう。


というわけで、ここから先は兄貴解禁です。談笑中にも各テーブルで「兄貴」という呼び名が当たり前のように出始め、僕も各テーブルを回っていたのですが、兄貴の同僚の皆さんのところにいったときに「兄貴ってどういう意味なんですか?」と問われました(笑)。

もちろん十年来の友人として、そして総合司会として、同僚さんの疑問を解きつつ、新郎たる兄貴をフォローしてあげなければいけません。ですから「ああ、彼は遊び仲間の中で一番年上だったんですよ。面倒見もよかったんで、それで『兄貴』って呼ばれるようになった…わけではないんです。きっと皆さんが期待していらっしゃる通りの意味での『兄貴』だと思いますよ」と、にこやかに応えておきました。いやあ、友情って大事ですよね。


さて、宴もたけなわ。新郎新婦友人からの余興も終わり、二次会にはつきもののビンゴ大会となりました。ここで盛り上げるのは総合司会の役目です。

すっかり「兄貴」も定着してきた中、お約束の「残り一個でビンゴになるところまできたら、大きな声で『リーチ!』、全部揃ったら、もっと大きな声で『ビンゴ!!』と云って下さいねー」という説明の最中のこと。

僕の「いいですかー!シートの列がタテヨコナナメ、残り一個になったらなんていうのー?!」というフリに、侍魂の健ちゃんが「ここぞ!」とばかりに目を、いや顔中をキラキラさせながら「兄貴ーッ!!!!!」と叫んだものだから大変です。

さすがのナイスアドリブな拾いっぷりに、僕も「OK!じゃあそれでいきましょう!!」と云ってしまったものですから、もう手に負えません。その後のビンゴ大会では、リーチになる度に会場の様々なところから「兄貴ー!!」というコールが上がり続け、その度に新郎はのけぞったりつっぷしたりしておりました。いやあ、本当に「徳」のなせる業ですよねえ。


そして事態はそれだけに留まらず、当選した人に一言ずつお祝いを云ってもらったのですが、その度に「兄貴」コールが続発。気がつけば、新郎も既に腹をくくったのか、披露宴の緊張が解けた後で若干飲み過ぎたのか「もうどうでもいーやー」状態の表情で笑っています。新郎の大好きなエロゲーでいえば、人格崩壊系のバッドエンドってやつでしょうか。

まぁその横では、全てを理解している心の広く極めて漢(をとこ)らしい新婦が、けたけたと声をあげて笑っていたわけですけどね(笑)。新婦とは、結婚前より何度も僕も一緒に遊んだりしていたのですが、なるほど兄貴を選んだだけあって、実にキモのすわった女性です(笑)。


ビンゴ大会も終わり、一通り兄貴への陵辱祝福も済んだところで、お開きとなるわけですが、流れ的には最後に新郎新婦からの挨拶があります。ですが、ここで新郎への最後のサプライズを用意しておいたんです。

二次会の始まる直前の出来事、新郎と最後の打ち合わせをしている最中に「で、ここで新婦、新郎の順で挨拶して終わりにするから」という確認のところで、新郎には「まぁ、ここで何か起こるかもしれんけど、空気読むようにね」とだけ告げ、今度は着付けをしている新婦の控え室に向かって説明をしました。

新婦が挨拶をした後、新郎が挨拶をしてしまったら、そのまま客出しの曲がかかってお開きになってしまいます。そこで

1.新婦が挨拶を終えた後、僕が軽くMCをいれる。
2.お約束の新郎新婦のキスを煽る。
3.どうせ兄貴は照れてまごつくだろうから新婦からガーっと、兄貴を押し倒してもらう。
4.さらに、そのまま押さえ込み。キスしっぱなしでOK。
5.そこに友人が飛び込んできて、押し倒した状態でフォール。3カウントを入れる。
6.僕が「*時*分 *時*分!唇固めで新婦**の勝ちでございます!!」とコール。

という流れで行こうと提案したわけです。新婦はもちろん快諾。「ちゃんと倒せる?」と聞くと「ウチでいつもやってるから大丈夫!」無闇に心強い返答。いやはや、やっぱりキモのすわった女性です(笑)。


さて、問題は兄貴が空気を読んで押し倒されてくれるか、ここで無駄にレスラー魂を発揮して2.9くらいでフォールを返さずに、ちゃんとフォール負けてくれるかという事でした。

若干緊張しながら、新郎新婦からの挨拶があることをアナウンスし、新婦からの挨拶を受けた後、新郎がマイクを持つ前に、軽くMCを入れながら「なにか忘れてるんじゃないかなー」と煽ると、皆さん非常に協力的に「キース!」コール、ついで「どこにするのー」と煽ると、見事に「くっちーびる!」コール。完全に会場の空気は出来上がっています。

そして新郎と新婦が、満場のコールの中向き直ると、新婦が突然新郎に襲いかかりました。小外掛けのように足を払う新婦。なされるがままに力なく崩れ落ちる新郎。そして馬乗り状態で、かなり強引なキスをする新婦。手だけでジタバタと力なく抵抗するパニック気味の新郎。

そして乾杯の音頭をとってくれた友人が颯爽と駆け寄って跪くと、マットならぬ絨毯を掌で叩きます。そして空気を読んだ会場からは、彼の掌が床を叩く度に「ワン!」「ツー!!」「スリー!!!」の大合唱。

立ち上がってガッツポーズを取る新婦。その新婦の手をあげて「*時*分 *時*分!唇固めで新婦**の勝ちでございます!!」とリングアナ風にアナウンスする僕。大盛り上がりの会場。未だ立ち上がれず「汚された…」といった風情でスンスン泣いている新郎。

いやー本当に積み重ねた「徳」というのは、こういうところで発揮されるなぁと思った瞬間でした(笑)。それにしても新婦の漢(をとこ)度は素晴らしすぎるというかなんというか。明らかに漢度K点越え。漢(をとこ)というよりは、もはや武士(もののふ)といった風情でした。


その後、立ち上がれない新郎に、会場から何度目かもうわからない「兄貴」コール。若干項垂れながらも、ようやく立ち上がった新郎の挨拶をもって、披露宴二次会はめでたくお開きとなりましたが、その後日談は新郎本人がサイトで書いている通り。結婚披露宴という人生最大の晴れの日に、見事なまでに会社バレをするという、素晴らしい芸を披露してくれました(笑)。

それもこれも、全ては彼の積み重ねてきた「縁」と「徳」の成せる業。実に明るく楽しく激しく、そしてめでたい一日でした。


さて、長々書いてきましたが、これで兄貴披露宴のインサイドレポート(?)も終わりです。ネットを介して出逢った新郎新婦、そしてネットを介して知り合った友人達。「きっかけがネット」なんていうと、未だとやかく云われがちではありますが、手前味噌ながらも、こんな素晴らしい形に着地点を結ぶこともあるのだということを知っていただければ幸いです。

ただし、当日行われた若干の暴走も、全ては新郎新婦の許容と了解のもとに行われたものであったということだけは、誤解のないよう理解していただければ幸いです。


どうにも長くなりました。ここまで読んでいただいた方には、内輪のネタに長々お付き合いいただき御礼申し上げます。



最後に、兄貴。
本当におめでとう。
末永くお幸せに。

(まぁ会社でもうまくやりたまえ(笑))



[ 2006年10月27日-00:22 ]