じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)

【 2004年03月14日-21:50 のつぶやき】

大切な、「味」。


1.小麦粉を薄く水で溶きます。よくかきまぜると好いです。
2.長ネギを薄く切ります。薄い輪切りですな。薬味切り?
3.豚肉を細かく薄く切ります。脂身が多い方がいいですよ。
  (バラとかコマが向いてます)
4.フライパンに油をしいて熱します。
5.程良いところでオタマで溶いた小麦粉をすくいます。
6.フライパンに小麦粉を流し、オタマの背で薄く伸ばします。
7.すかさず小麦粉の上に長ネギと豚肉を配置します。
8.小麦が焼けてきたら、崩さないようにひっくり返します。
  (ここで、脂身のある肉でないと、焦げついてしまうのです)
9.肉にも火が通ったら再度ひっくり返します。
10.肉とネギをのせてある面に醤油をかけます。火にかけたままです。
11.醤油が煮えますので、お好みで七味をふりこぼします。
12.半分に折り畳んで、皿に移して出来上がり。



醤油の煮えた匂い、焼けたネギの香ばしい匂い、これらが食欲をそそります。すこし漏れこぼれた醤油の焦げた匂いがつくと、さらに旨さ倍増。醤油の旨味、肉の旨味、七味とネギの風味と辛さが合わさって、素朴ながらも素敵な味にしあがります。

僕の母の実家である埼玉県熊谷市では、これを「フライ」と呼んでいます。ひょっとしたらオリジナルなのかなぁと思っていたのですが、近隣の行田市や桶川市あたりでも、「フライ」というものがあるとのこと。

同じモノかどうかは知りませんが、我が家では軽い昼飯として、おやつとして、長年親しまれているモノです。味はシンプルなネギチヂミみたいな感じですかね、とろとろに焼き上がるのが正解です。


簡単な上に美味しいですし、適当な腹ふさぎにちょうど好いので、学生時代から家呑みをした後などで小腹が空いた時などに、友人達にも作ったりしていたのですが、その度に「おいしい!なにこれ!?」というリアクションが多かったんですよね。

で、今日も友人らに作って食べさせたのですが、やはり同じようなリアクション。同じ埼玉県民でも知りませんし、そう遠いわけでもない東京都民でも知らないあたり、どうやら思いっきりマイナーな食べ物なのだと、ようやく理解した次第です。


そういえば味噌を塗ったおにぎりなんていうのは、僕にとっては極々普通の食べ物だったのですが、これもまた珍しがられたりしましたねぇ。

形が少し残る程度に潰した御飯に、水で溶いた小麦粉をすこし併せて、手でこねて形を煎餅大に整えたものを油をしかないフライパンで焦げ目が付く程度に焼き上げて、砂糖醤油をつけて食べるおやつなんてのもそうでした。

そんなわけで、こうした、特に地方限定の名産品を使っているわけでもない、極々簡単な調理方法の誰でも思いつきそうな、極々単純な腹ふさぎ料理であっても、やはり地方によって、また家庭によって色々なモノがあるんだろうなぁ、改めてと思ったりした次第です。


実際冒頭に書いたとおり、そこそこ細かく分類しても十の手順を超えぬ程度の簡単さですし、僕がこれを初めて作ったのは小学校低学年程度でしたからねぇ。

でも、冒頭の「フライ」にしても、教えてくれたのは母。母に教えたのは祖母。遊びに行くたびに作ってくれたのも祖母でした。こんな簡単な料理とはいえども、受け継がれていく「郷土の味」であり「家庭の味」なわけですよね。

皆さんの「家庭」や「郷土」には、「フライ」のような簡単な手順かつ、単純な料理がありますか?よろしければ手順や材料と一緒に、受け継がれている名前ごと、教えてください。


【受け継がれる】簡単レシピで美味いモノ【郷土・家庭の味】
http://g-labo.to/cgi-bin/test/read.cgi/gch/1079268639/



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../2004/200403121036.html
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