じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2003年09月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2003年09月のバックナンバー

男色ディーノ!(2003年09月04日-00:59)
友達の友達の話[春九堂の場合#2](2003年09月04日-07:44)
納豆・梅干し・鶏卵・うどん賛歌(2003年09月05日-10:06)
夏よ。夏よ。(2003年09月08日-15:15)
怪談♪怪談♪(2003年09月09日-11:41)
僕が王子だからかい?(2003年09月10日-01:52)
頻出表現/単語 その1(2003年09月11日-09:30)
脱線!青春!(2003年09月14日-02:10)
さんま(2003年09月15日-02:30)
スケジュール調整ミスで【連続更新:01】(2003年09月15日-11:25)
PA雑感。【連続更新:02】(2003年09月15日-11:47)
PA9な話【連続更新:03】(2003年09月15日-12:20)
そしてPA10の話【連続更新:04】(2003年09月15日-13:17)
停止。【連続更新:05】(2003年09月15日-14:21)
DDTプロレス観戦オフ告知その1(2003年09月16日-20:00)
男色ディーノとDDT(2003年09月17日-00:28)
かつてチャンプと呼ばれた無機物(2003年09月17日-23:29)
特別ふろく!これが9.28後楽園の見所とかだ!(2003年09月18日-20:38)
PA9延期(2003年09月19日-22:40)
K−1ジャパンTV観戦チャット開催〜(2003年09月21日-21:16)
虎の男(2003年09月22日-22:30)
ハマり味(2003年09月23日-18:05)
雨。(2003年09月24日-17:33)
地味に痛かった事(2003年09月26日-21:42)
プロレスとはエンターテイメントショウ。(2003年09月28日-22:39)
PA10正式告知(2003年09月29日-23:19)


男色ディーノ!


先日書いた男色ディーノの話だが、DDTが現在行っている船橋ららぽーとでの大会のみに参戦なのかと思っていたら、同じく男色キャラに覚醒してしまった、O.K.Revolution選手とタッグで「DDTタッグリーグ」に参戦を表明しているではないか。僕の活動範囲から後楽園への距離がますます伸びたような気がする。尻を押さえて後ずさり。

ところでこの男色ディーノ選手の必殺技男色インターネットだが、どうやら別にネットサーフィンをたしなんでいるというわけではなさそうだ。というのも、この男色インターネットという技の正体がわかったのである。


ディーノの必殺技というこの特集ページの「終盤略奪愛編」をチェックして欲しい。この技の正体がわかるはずだ。ちなみに正体がわかったところで、人としての何かを失うことになるかも知れないが、当方は一切の責任を負わないので、くれぐれも自己責任において読み進めて欲しい。クレームは一切うけつけない。

というわけで、男色ディーノ選手がインターネットでウチのサイトをみていたりコラムを読んでいたりという可能性は随分と下がったと思う。一安心だ。


しかし、今回の一件で男色ディーノ選手について、さらに深く知ることになったのだが、学生プロレス時代は常勝チャンピオンだったというのだ、そして破れることなく王座返上。そうして男色ディーノという学生プロレスラーは消えた事になっていた。…のだが、今何故かそのままのキャラでちゃっかりプロに転向。そして今一部で大ブレイクしているわけである。

正直「プロレスファン」は彼の存在を認めない、という人の方が多いだろう。だが、学生プロレスからプロに転向し成功しているレスラーは決して少なくない。

テリー・ファンクに憧れ、学生プロレス時代はテリー・ファックというリングネームで闘っていたテリー・ボーイ、現・MEN’sテイオー選手(大日本プロレス)は、今ではチャンピオンベルトも巻いている玄人好みのメジャーな選手になっている。

「強烈な個性」はプロレスラーにとって重要な要素だ。といっても正直にいえば男色ディーノのキャラクターはアングラだし、強烈すぎて対処に困るくらいなのだが、プロレス界に性倒錯者キャラクターが他にいないわけでもない。

最もメジャーなところでは、往年の名レスラーアメリカンドリームダスティー・ローデスの息子ダスティン・ローデスはゴールダストというリングネームで、全身金色の衣装に顔も金に塗り、どぎついアイメイクと黒のルージュでメイクを施し、さらにはブロンドロングヘアーのカツラというとんでもないキャラクターでリングに上がっていたのだ。

この両者を並列に語るのは些か問題があるとは思うけれども、決して市民権を得られないキャラクターではないのだ。無論ゴールダストは入退場時に観客を襲ったりはしなかったが。


学生プロレス時代からテリー・ファンクのテキサスブロンコキャラクターを貫いていたMEN’sテイオーは、後に憧れのブッチャーと試合をしている(ファンクスvsブッチャーは往事の超名勝負だった)。そう考えると、ある意味では、続けることそのものに意義があるのかも知れないとも思えないこともない。ゴニョゴニョ。

彼、男色ディーノが目指すモノがなんなのか、どこにあるのかはわからないが、僕はこのキャラのままのディーノがどこまでいくのか見てみたいと思っている。



テ、テレビとかで。
(会場は怖いし……。)



[ 2003年09月04日-00:59 ]  



友達の友達の話[春九堂の場合#2]


僕の友……知人に、会社の命令でウンチョスまみれなビデオに出演した強者がいるけど、いい歳して漏らしたヤツってのはなかなかいないなぁ。しかも喰って速攻ってのが珍しいことこの上ないよね。

あ、いやでも待てよ?いたいた!いたよ。漏らしちゃったヤツ。まーでもアレはアクシデントみたいなもんだからなぁ。ま、いっか、時効ってことで一つ。

これは僕の友達の友達の話なんだけどさあ。

そいつ子どもの頃から格闘技ずっとやってたんだよね。道場通ってたんだよ。そこの道場が結構容赦ないところで、普通に小学生の内からバンバン突く・蹴る・投げる・極めるの乱取りとかやらせてたんだよ。

そいつはまだその頃、はじめてから数ヶ月程度のガキだったし、道着もまだ馴染んでないような感じだったんだけど、かじりはじめの頃って調子に乗りやすいんだよね。なにしろガキだし。

そんなんだから、身体を少しずつ思い通りに動かせるようになったりもしてきていたし、ちょっと体調悪いくらい大丈夫だとでも思ってたんじゃないかなぁ。いや、後で聞いたら「練習はじめる前から、お腹痛かった」って云ってたんだけどね。

道着に着替えて、軽く準備体操して、始まりの挨拶をして、いざ型稽古ってときには既にヤバかったらしいんだよね。そうだなぁ、マンガとかでよく腹が痛くなると「ピーゴロゴロ」とかって効果音いれるじゃない。それで表すと

「ピーゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロピーガー

っくらいだったみたい。特に最後の「ガー」とかヤバいよね。なんだよその音、みたいな。

そんなこんなで顔を青くしたり赤くしたりしながら体操したりしていたらしいんだけどね。そうそう、そいつのやってた格闘技では型稽古の一番最初には基本構(かまえ)の練習があるんだよ。まぁどの格闘技も同じだと思うんだけどさ。ちなみに一覧にするとこんな感じ

まぁそれはともかくとして、格闘技の基本として「気合い」ってのがあるんだ。突いたり蹴ったり構えたりするときに声を発するんだよね。で、これがしっかりとした腹式の発声、つまり腹からの声でないと格好悪いんだ。

ちなみに色々な気合いの声はあるんだけれど、そいつのやってた格闘技は基本的に(あ)(うn)ってやつらしいんだ。

え?妙に詳しいって?まぁいいじゃん。僕もその格闘技かじったことがあるんだよ。元から格闘技ファンだしさ!ハハハ!で、話続けるけど、一番基本型が開足中段構(かいそくちゅうだんがまえ)ってヤツなんだよね。

さっきの一覧にも画像があるけれど「足を肩幅に開き、膝を曲げて腰を落とし、ワキをしめて腹に力を入れる」というのが構えのコツみたいなもんなんだ。

で、この構になるときも、両足揃えて立っている姿勢から、シュパッと足を開いて構えをとりつつ「阿ッ!!」って気合いを発すると、パシーンって決まるわけ。大事なことは構は腰を落として腹に力をいれること、気合いを発するときは腹の底から声を出すこと、この二つは基本中の基本なんだよね。

で、そいつは「ピーゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロピーガーとかなってんのに忠実に教えを守っちゃったんだよね。

普通なら


「開足中段構!構えぃッッ!!」

「阿ッッ!!」


ってな感じで稽古が始まるんだけれども


「開足中段構!構えぃッッ!!」


「阿ッッ?!」


って感じだったらしいよ。


もう少し細かく説明すると


「阿ぶぴッッ?!」


って感じ。なんつーの「気合いを入れたらナニか出た」みたいな。そんな微妙に上手いキャッチコピーなんていらないけど、まさにそんな感じだったらしいよ。

考えてみれば腹くだしてるときに、そんな構えとって気合いいれたら当たり前だけど出るよね。第一、「足を肩幅に開き、膝を曲げて腰を落とし、ワキをしめて腹に力を入れる」とかいって、まさに立ったまま出すのに絶妙な構えだし。


まー非道かった。あれはホントに非道かったと思うね。友達の友達の話なのに、話していて僕が何故か涙ぐんでしまうくらい非道かった。

そいつ、尻に感じる生暖かさで「やっちゃった!」って思ったらしいんだけど、稽古は始まったばっかりだし構えた瞬間だし。中断するに中断できなくってそのまま15分くらい稽古してたらしいんだ。

で、さすがに臭気が周囲に漏れはじめて、とうとう「せんせい!お腹痛いんで見学してていいですか?」とか云ったらしいんだよ。

なんつーか帰れよとか思うんだけど、ガキだし、真面目だったんだろうね。迷惑だけど。

まぁ、その後は結局トイレに行って始末をして、パンツは捨ててジャージに着替えて、ある意味事なきを得たらしいんだけど、なんか泣きながら帰ったらしいよ。


格闘技の試合の最中にちょっと漏らしちゃったとかって、実はそう珍しい話ではないんだよね。有名どころではプロレスラーの田上明選手とかが、試合中の衝撃で脱糞しちゃったとかさ。僕もスパーリングやったりしてるときとかに、ボディにいいのもらっちゃったりすると「あっ?!やばっ!!」とか思うしね。

それにしたって構えた拍子に脱糞ってのはなかなかないと思うけどね。なんつーか格闘技云々を通り越してダメだよね。


ま、これはあくまでも僕の友達の友達の話なんだけどさ。智史君の友達の友達には、他にどんな人がいる?

あと、とりあえずウンチョス方面からは離れようよ。


[ 2003年09月04日-07:44 ]  



納豆・梅干し・鶏卵・うどん賛歌


うどんが好きだ。昔はそうでもなかったのだけれど、今はうどん抜きの一週間の食事なんて考えられないくらいうどんが好きになってしまった。

正直にいってしまえば、いわゆるパスタ・スパゲティー類より好きだ。イタリア料理屋の厨房でバイトをした経験があり、そこでおぼえた各種料理(まかないだけどね)を自分の料理レパートリーの『得意』にしている人間とは思えないくらいだ。

以前、簡易なうどんの食べ方を紹介したとき随分と反響があった。その作り方は至って簡単で、乾麺のうどんを茹でてお湯を適当にきり、刻んだ梅干し・山ほどの鰹節を乗せ、美味い醤油をぐるぅりと回したところに熱湯を注ぎ、よくかき混ぜて食べるという方法だった。

これは尊敬する作家・椎名誠さんのエッセイ『新宿赤マント』シリーズで、遠い昔に読んだ記憶があった食べ方なのだが、実に簡単で美味い。難点は熱い茹でたてのうどんに熱湯という組み合わせなので、暑い季節にはあまり向かないということくらいだ。

そこで今回は、ここのところ愛食(そんな言葉あるのか?)している、夏向きのうどんの食し方を紹介したいと思う。というか今喰ってきたばっかりです。けぷ。

用意するモノは、

・うどん
・納豆
・梅干し/梅シソ
・梅酢
・白だし
・鶏卵(生食できるもの)
・海苔
・長ネギ/万能ネギ
・鰹節


以上。調理道具としては、うどんを茹でる大鍋、茹で上げたうどんを水洗いするザルのようなもの、そしてこれが大事なフードプロセッサーである。あくまでも「簡単」を基本とするので、このフードプロセッサーは大事になる。

さて、手順は簡単。まずお湯を沸かしてうどんを茹でる。その間にフードプロセッサーに梅干し5個ほどを放り込み、軽く回す。すると実が種から離れるので適当に種を取り出す。続いて梅シソも放り込みペースト状になるまで回す。梅酢もいれると良。

続いて納豆。納豆は適当にまずかき回すことが肝心。パックのままでいいので箸でぐるぐるかき回してから添付の出汁醤油と芥子を加え、よくかき混ぜる。かき混ぜた後、梅ペーストの待つフードプロセッサーに放り込む。そしてスイッチオン。適時挽き割り納豆になる程度まで回す。

「あとでプロセッサーにかけるんだったら混ぜる必要ないじゃん」とかいう人はキライだ。納豆に対する侮辱になるので、しっかり手順を踏むべきなのだ。

そうこうしている内にうどんが茹で上がる。うどんが茹で上がったら、ザルにとって勢いよく水洗いする。火傷をしないように注意。ちなみにこの食べ方の場合、うどんを冷やしてあげないと意味がないのだ。

うどんが冷えたら、先程の梅干し梅シソ納豆ペーストに鶏卵を落としてスイッチオン。ちなみに分量だが梅干し5個に対して納豆は2パック、鶏卵は2コか3コ。これで2人前くらいと考えてもらっていい。梅酢・白だしは味付けの好みなのでご自由にというところ。醤油は味が濃くなり過ぎるので注意。出来上がったらこんな感じ。



うどんを適当な器にとり、上から鰹節をばらっとやる。こんな感じ。



明らかにうどんの量を見誤っているのは気のせいということにしておく。諸君は決して同じ過ちを犯さないようにお気をつけ願いたい。

さて、ここまできたら完成間近である。出来上がった梅干し梅シソ納豆鶏卵汁をかける。好みできざみネギを用意したり、きざみノリを用意したりすると、なお好い。



器の大きさを見誤って、かなり後退のネジを外されてしまったような出来映えになってしまったが、気にしてはいけない。空腹で見境がなくなっていたのだ。

さて、あとは適時かき混ぜて食す。汁は別のお椀かなにかにとって、ざるうどん形式で小分けにして汁につけて食しても好い。むしろその方が無難。

ちなみに「納豆が粒のままの方がいい」という意見も多いかも知れないが、粒のまままぶし、うどんをすすると喉に詰まったり思わぬイレギュラーコースに納豆粒が飛び込んだりして、顔面がパニックになることがあったので、ペースト状にすることをオススメする次第。

なお、温かいままのうどんだと卵が固まってしまって、それはそれで好みかもしれないが、僕はあまり好まないということであったり。

いずれにせよ、冷たく旨味に満ちており、なおかつ経済的で簡単で胃に優しく消化もよく、納豆・生卵が苦手でなければ食欲も湧き栄養価も高い、夏向きの逸品であることは請け合いである。

納豆・生卵コンビは意外と親しまれている組み合わせだが、ご飯にかけるのがメインであるという。是非是非この簡単料理に挑戦し、新境地を開いてもらいたい。

余談ではあるが、飲料としてはビール、日本酒が最適。付け合わせには冷やした胡瓜と味噌があれば丸かじりにすると良である。

手前味噌ながら、美味しい食事にありつけたことに感謝合掌。ごちそうさまでした。


[ 2003年09月05日-10:06 ]  



夏よ。夏よ。


結局涼しくなってしまいましたが、先週末は思い出したように暑かったですね。暦の上ではもう秋間近しですが、名残の夏といった風情でしょうか。

さて、夏っぽくないまま去りゆく夏を少しでも楽しむ為にこんなスレッドをたててみたりしましたが、微妙に最近怪談づいています。お盆の頃に奇妙な体験をしたばかりなのですが、懲りていないと云うかなんというか。

そんなわけでして、土曜日は友人と連れだって急遽、怪談といえばこの人・稲川淳二さんのライブツアーに行ってきました。ライブといっても稲川さんがギターを弾いたり歌ったりするのではなく、当たり前ですがお得意の怪談を2時間ほどぶっ放しにするという、かなり強烈なもの。後半は怪談を受けての心霊写真スライドの公開など、なんとも背中が冷たくなるモノでした。いやー怖い怖い怖い怖い怖い。

余談ですが、ライブが終わった後、喫煙所で友人と感想など述べあっていたのですが、僕は稲川さんの後ろのセットの裏をスタッフさんがしゃがんだまま通ったのが見えたのですが、口を揃えて「そんなもんなかった」とか言い張られまして。ちっくしょうみんなで口裏あわせて僕を陥れようとしているに違いありません。


さて、終わった後は我が家に集合し手巻き寿司を食して酒を飲んで、本来なら「由緒正しい日本の恐怖映画を観よう」ということで

・犬神家の一族
・八墓村
・呪怨


の3本立てを毛布完全装備(ギブアップは毛布を被って耳をふさぎ「あーあー!何も聞こえない!聞こえませんヨー!」と泣き叫く)で鑑賞予定だったのですが、残念なことに全て貸し出し中。

それじゃあということで、「マジに怖そうなドキュメントモノを観よう」ということになり、

・ほんとうにあった!呪いのビデオ1
・ほんとうにあった!呪いのビデオ special1


を借りてきたのです。レンタルショップの帰り道から「うひー!こえー!お前持てよ!呪われるから!」とか「やだよ!呪われるのはカードを使った貴様だ!」などとやりあってドキドキワクワクで帰ってきたのですが…。

まぁとにかく1本目鑑賞。えーと……結論から言いますと、合成露骨過ぎという結論に至りました。ドキュメントのハズが、どこかで見たことのあるマイナーな役者さんや、中途半端なカメラワーク。ビデオ画像のハズなのにまるで動きがない霊。なんというか合成編集テクニック不足丸出しで、まるで怖がることが出来ない編集でした。

あの映像の中に本物があるとしたら結構びっくりです。いわゆるガチで写っちゃってる映像というのは、立体感があるのに透けちゃっていたりする不自然さがあるんですけれど、どれもこれも「静止画像を貼り付けてフレームごとに座標だけ動かしました」と言いはらんばかりのペラペラさ動きのなさ。本気でがっかりしました。

さて、2本目。こちらは総集編ということでシリーズで出ている同作の更に怖いモノを厳選!再検証!しているはずなんですが、かなりダメダメでした。

爆笑を誘われたのは、哲学堂公園からの生中継中に映像が乱れたという映像ですが、レポーター(役)の女性が、イヤホン越しに「映像が乱れていて、流れていない」という指示が来ている(という脚本)時に、慣れていないせいか、まるで電話の応対のように話していたり、あまつさえ最後には「はい、失礼しまーす」と、その場にいる出演者やADやカメラさえも無視して日本人らしく頭を下げる(イヤホンの向こうに)という素敵っぷりでした。

ちなみに乱れた映像の後に映りこんでいたというのは、和風家屋の窓と壁かなにかと、印刷された文字を接写したものだったのですが、それってジャムったDVテープを使い回して異常がおこっただけじゃないんでしょうか。

さらに2本目の終盤に至っては、恐怖映像どころか謎のコントを見せられる始末。まぁ、どんな顛末なのかはネタバレになるので書きませんが、「よし!今日は怖い映画とかビデオとか観よう!」と思ったときには、息抜きのインターバルとして是非是非ラインナップに混ぜ込んでおくといいかと思います。

ちなみに僕は、霊の存在とか信じています。というかいてもおかしくないし、それが錯覚だとしてもまぁアリだろうと。不思議な体験を多くしているわけではありませんが、人間の知覚とか機能とか能力って、今科学によって定義されているだけじゃあないと思っているので、それと同じスタンスですね。

というわけで、こちらのスレッドでは、怪談・心霊系(?)恐怖体験・オススメの恐怖ビデオ(ノンフィクション系で。ホラー映画・ジャンク系はパスです)などもお待ちしています。


[ 2003年09月08日-15:15 ]  



怪談♪怪談♪


怪談スレッドが微妙に盛り上がってきている。皆さん怖い体験を見聞きしているのねなどと、最近怪談づいている僕はウハウハだったり。「うひゃー!」とか叫んでみたり。

よく「怪談をしていると霊が集まってくる」と云われたりする。なるほど、浮遊霊なんかは賑やかなところに呼ばれたりするという事もあるようだから、もっともだと思う。


ところで、「怪談をしたりして霊をバカにしていると祟られてとり殺される」なんてことも耳にすることがある。で、それは誰がいうのかといえば、大概は霊能者の皆様だったりする。

こういうのは所謂「通説」なのだけど、疑問に思ったのは「んじゃあ実際にとり殺された人はどれくらいいるのだろう」という事。怪談にはいくつかのパターンがあるけれども「亡くなった人つき」の怪談は、大概「原因不明の最期を遂げた」という事になっている。高熱が続いて〜とか、心臓の病で〜とか。

これは聞いている側の恐怖をワンランクアップさせるオプションなのだけれども、冷静に考えると怪談はよっぽど身近な話でないかぎり伝聞話になるわけで、縁もゆかりもない人間が死因を知るはずもないので、当たり前に原因不明なのじゃないだろうかと思うのだ。

心不全という死因を出すパターンも多いが、ぶっちゃけた話、心不全とは様々な原因があっておこる心臓トラブルなわけで、細かいことを説明しても医学知識がなければわかるわけもないし、これが死因として公表された場合、一般知識としては「原因不明」とほぼ同意語といっても過言ではない。

「原因不明の高熱が続いて」云々というのも多い。それも病因を赤の他人が知る由もないので、当たり前の事。ちなみに高熱が続く症状がでる病気なんていうのは腐るほどあるわけだけれども、そのどれに罹患したのかなどわかるわけもないし、死に至るような病であるならば、身心の衰弱から様々な合併症を引き起こすわけで、それもまた当たり前に「原因不明の死」になってしまう。

やはり多いのが「交通事故死」なのだけれど、交通事故による死者数は日本での過去十年間の平均を見ても年間約9000〜10000人だ。これが原因がはっきりしている事故であった場合(明確な機械トラブルによる暴走や、自然災害時によるもの)を除いたとしても、他は全て「人為的事故」となる。

そう考えた場合、即死であったケースなどでは原因は、当たり前だが永久に「原因不明」である。原因がわかっていても大概の場合は「人為的ミス」であり、故意にそのミスを犯したとしたら事故ではなく事件となるので、事故を起こした人にとって理由が明確なものなどあまり無いだろう。

「原因不明のよそ見」「原因不明の居眠り」「原因不明の携帯電話を取り落としてパニック」「原因不明の速度オーバー」並べていると頭が痛くなってくるが、そのうちのどれが祟りによるものだというのだろうか。


ともあれ、いくつかのタイプにわけられる「怪談」の中で、人死にが加わるモノは、よっぽど奇怪な死に方をしない限り、信憑性にかけるといえるのではないだろうか。というか正直怖がる必要がない。

まー何が云いたいかっていうと「この話をきいた(**を見た)後、原因不明の心不全(交通事故)で亡くなった人がいるんだってさ」とかいうオチで怖がらせるのは、かなりチープだということ。また多くの自称・霊能者さんのそういう云い方は、信憑性が薄いということだ。

「呪い」やら「祟り」などで死を迎えるという恐怖は、その「尋常じゃない」ところに恐怖があるわけだから、怪談をする際に、そうしたオプションがついている場合「原因不明」で片づけてしまったりというのはつまらないと思う次第である。


じゃあってんで「尋常じゃないお話」を聞いてしまった場合はどうするのかといえば、その話をしてくれた人に対処法を聞くのが一番である。それを知らないというのは、かなり矛盾しているし、「守護霊が強いから俺は平気なんだ」とか云うヤツは、鉄板でペテンであるので怖がる必要もナシ。

で、怖い話をきいてしまったり見てしまったり(テレビの怪談特集とかでね)して、忘れようとしてもそれがフラッシュバックしてしまって怖い怖いと思ったら、何が怖いのか、何が祟りそうなのかを自分の中でしっかり整理して、祟りを起こしそうな、話の軸のメインの霊なりなんなりを見出して「お話し聞きました。成仏出来るといいですね。明るい方に行ってくださいね」と祈るのがいいらしい。

「可哀想」という同情はNGだとかいうけど、まぁ実生活であっても同情自体が心底不幸な人間にとっては「余計なお世話だ」と思うような事だったりするので、NGといえばNGということで。

ちなみに、この対処法というか、このテキストの大筋は、数年前、とあるお寺の御住職から聞いた事なのだが「祈るのが好いらしい」と云った後に、こう付け加えられた。

「まぁ怖いと思うのは自分の観念の事ですからね。思いこみが錯覚を呼んでしまうし、そうした心のトラブルが事故を呼んだり、交感神経を刺激して心拍数を下手に上げさせたりするわけですよ。だから自分の観念に対して「祈った」という観念で対抗するわけですね。お祓いとか御供養は生きている人間にとってはセラピーみたいなものですから。「**をしたから大丈夫」というのを自分でやっているだけですよ。怖いと思った分祈ったという代償を自分の中で昇華できれば大丈夫というわけですね」

と。ちなみにこの御住職は、医学部卒の方だったりするわけで、なるほどなぁとか思ったりした次第。

というわけで諸君、安心してレッツ怪談


[ 2003年09月09日-11:41 ]  



僕が王子だからかい?


表題のようなセリフをガチで女性に云うヤツがいたら拝みたい。

他に「独身男のオークション?!」というセリフもあったりする。何の話かといえば、知る人ぞ知る数年前に地上波で流されていた、恋愛小説本舗ハーレクイン・ロマンスのテレビCMである。

斬新過ぎて理解に苦しむが、一発でハーレクインだとわかるようなセリフをチョイスするあたり、監督のセンスがうかがえる。ちなみに映像は「如何にも」な役者(金髪碧眼系)を使って、セリフのシーンをザッピングするような感じだった。

そのCMとは全く関係ないのだが、ハーレクインをハーレークイーンだと思っていた僕。パピヨンマスク着用のムチ振り振りなボンテージwithピンヒールな女性が、アメリカンなバイクに乗って攻めてきそうな雰囲気である。


それはそうと僕の友人にハーレクインファンがいる。どれくらいファンかというと、レビューをするのは普通なのだが、レビューをしたクソつまんない小説をブックカバーを自作して送りつけた上にレビューを要求するくらいだ。

ちなみに僕も一冊借りたのだが、数行毎にツッコミが必要な展開や表現やセリフの嵐で、気がつくと体力を吸い取られているという、呪いの鎧か毒沼かというもので、なかなかに完読出来ないまま書棚に保存されている。ちなみにしおりの位置は借りて1週間後あたりから微動だにしていない(50ページくらい?)


さて話を戻す。「恋は本屋さんで売っている」というキャッチコピーとともに、数十年に渡って世界中で恋愛話をばらまき愛されてきたハーレクインロマンスシリーズなのだけど、前述したセリフ「独身男のオークション」なんてものも含めて、フィクションだから、あり得ない話だからこそ、夢と共に売れ続けている、僕はそう考えていた。

だが、ある日のこと。某Yahoo!オークションで、とんでもないモノを見つけてしまい、考えを改めている次第。まぁリンク先を参照して欲しい。いつまで残ってるかわからないけれど。コチラ。


……とりあえず僕はつっこまない。つっこまないぞ。絶対につっこんでやるもんか。この写真を落札した人がいることなんか特に無視だ。出品者のコメントなんて一行だって感想をもたない。出品商品の中にあるキーワードなんて、まるで気にならない。そうだ、僕はつっこまない。つっこんだら負けだ。

とにもかくにも「事実は小説より奇なり」ということを体現したようなものを見てしまった次第。実際どういう展開になったのかわからないけれども、前述したCMのセリフ「独身男のオークション?!」がなければ、こんなネタピックアップしなかっただろうという事で、ハーレクイン侮りがたしなんである。


ちなみにこれは余談だが、リンク先のような迂遠な独身男のオークションではなく、ガチで本当に「独身男」で出品しているホンモノがいるのではないかと思い検索をかけてみたところ……結果。

唯一本家ハーレクインのセットがヒットした。うむぅぅ、やはり侮りがたい。ちなみにコレがどういう話なのか興味深かったりはしない。しないったら。

【馴れ合いリンク】ハーレクインファンの友人・ナギさんとこ
(あまり僕の家で、僕の十年来の親友とイチャつかないように)



[ 2003年09月10日-01:52 ]  



頻出表現/単語 その1


ガチンコ(がちんこ)
勝敗や展開などの筋書き無しの真剣勝負のことを指す。ジャニーズ系の某番組のことではない。語源は相撲競技など。通常「ガチ」と略されて使用される。転じて「マジ」などと同意語ないし上級表現として使われることがある。
一部AV業界では「生本番」と同意語で使われたりもしていた。確かにそれはそれで真剣勝負だが、その使い方はどうなのよ、と思う。

※同意語:セメント・シュート


鉄板(てっぱん)
不動・確実であることを意味する。語源は競馬・競艇・競輪などのギャンブル種目。勝ち負けが見えているハズしようのないレースをして「鉄板レース」「鉄板予想」という。
転じて「絶対に」「まず間違いなく」という表現の同意語として使われることがある。
一部には投票券(馬券・舟券)が破れない(ハズれない)というところから、脆いはずの紙を「破れない・折れない」鉄板に比喩したという説がある。
ちなみに焼き肉にしようしたりする実物のことではないが、ゴッドハンド・マス・オーヤマはこれを左中段正拳でブチ抜いたという。鬼。


タップ(たっぷ)
関節技・絞め技などがある格闘技において「ギブアップ」「参った」の意思表示をするときに「相手の身体、マット(畳)などを2・3回以上掌で叩く」という行為をさす。体勢によって言葉が発声出来ない状態や、絞め技などで発声が出来ない状態、また「ギブアップ」や「参った」が通じない時に使うボディランゲージ。
床を軽快に踏みならすダンスではなく、ましてやNHK教育テレビの「いちにのさんすう」に登場した可愛らしいオバケでもない。ちなみに筆者は歯医者で「痛かったらタップしてください」といわれたことがある。格闘経験者か。


心が折れる(こころがおれる)
闘争において自らが敗北を認めてしまった瞬間をさす比喩表現。もともとは「腕を折られても心が折れなければ負けではない」とする不屈の格闘精神から転じたモノ。
基本的にあらゆる格闘技では「どんなに敗北だとされても、自分の心が負けを認めるまでは闘争は続く」という精神教育を施し、真の敗北は「心まで負けたとき」だとされており、そこから転じたものである。
この表現の最大の焦点は「折られる」ではなく「折れる」であること。つまり自ら敗北を認めてしまっている状態であるということ。稀に心を複雑骨折する別の意味での強者もいる。


ちょっとガチな話。最近ヤマジュンだの男色ディーノだので妙な盛り上がりを見せている当サイトだが、どういうわけか「春九堂は、そっちの趣味に違いない。鉄板で」という認識が広まっているらしい。

待て待て。どちらかというと女の子が大好きなこの僕に限ってそれはない。本当にない。数年前、兄貴が借りてきて健ちゃんらと観たゲイビデオで、真っ先に「これはいくらなんでも無い!ありえない!!」とムンクの「叫び」顔になりながら高速タップしたのは他ならぬ僕なのだ。あれは本当にありえなかった。

まぁ冗談で云っているうちはいいのだが、真剣にそう思われるのはある意味ショックだし、ましてや「プロレスや格闘技好きだから」というのを理由にするのは以ての外だ。プロレス・格闘技ファンに対しても、選手に対しても失礼極まりない。

確かにそういうキャラクターのレスラーもいるし、実際にゲイであることを引退後にカミングアウトしたレスラーもいる。知人のゲイの方で、プロレス・格闘技ファンもいる。だがそれは他のスポーツのファンであるというのと同じ立ち位置に他ならない。

ネタで僕自身の事をどうこう云っているあいだや手の届く範囲でのことなら、まだいいかもしれない。だがそれ以外の分野にまでそうした事を押しつけるのは正直どうかと思う。というか腹が立つ。度し難いことだ。

男色ディーノを紹介するにしてもヤマジュンを紹介するにしてもそうだが、僕はその「エンターテイメントとしての突き抜けた面白さ」を主眼にしているのであって、ゲイセクシャルの方や、その世界を小馬鹿にするような意図は毛頭ないのだ。

僕はこうしたことを題材とする場合、それを遠巻きにして指さして笑うのではなく、あまり後先を考えず渦中に身体ごと飛び込んでみて、その中から出来事を伝えるスタイルでいたいと思っている。そしてそれが標榜するところの「小規模エンターテイメント」として昇華出来れば一番であるとも、だ。

そうしたやり方だから、僕自身が笑いものになるのは構わないし、むしろそれでいいと思うのだが、意図しないところに余分な誤解がついてくるのは残念極まりない。こうしたことは情報を発信している身としては常に十分に気をつけなければならないことであるし、気をつけてきているのだが、インターネットという読み手と書き手の双方向性があるメディアにあって、こうした誤解やすれ違いがあるのはなんとも悔しい。書き手としての自分の実力不足を痛感する次第だ。


まぁつい愚痴の様な事を色々ほざいてしまったのだけれども、結局の処何が云いたいかというと、最近知り合った素敵な娘さんがいまして、ええ。家も近所だし「よーしパパ頑張っちゃうぞー」とか思いはじめた矢先に、「家元は男色家なんですよね」確定条件を確認するかのように扱われて、頑張るも何もその前から心が複雑骨折したって話なんですけどね。






[ 2003年09月11日-09:30 ]  



脱線!青春!


――自分の青春時代を振り返り誰かに話したとき。その顔に笑みがあることは何よりも幸せなことだ。

だけど笑い話ばっかりってのもどうかと思う。というわけで、目黒区教育委員会からのオファーで、侍魂の健ちゃんとトークイベントをしてきました。僕と健ちゃんとと教育委員会という「混ぜるな危険」という文字が頭をかすめるような組み合わせだったのですが、一応無事に終わりました。ええ、一応

最年少参加者13歳。最年長22歳という、青春まっただ中の皆さんが集まってくれたわけですが、6割が何らかの形でサイトを運営しているというコアな空間。なんでも今回のイベントには200人以上の応募があったとか。どういう基準でチョイスされたのかはわかりませんが、厳選されたコアな空間だったということですね。今にして思えば納得です。

さて、今回のイベントタイトルは『インターネットを遊び倒せ!!』とのことだったのですが、あんまりネットで遊んでいない二人ですから、打ち合わせの時から「まーどーにかなるっしょ」「そーだねー」と、かなり適当な感じだったわけでして。事実そんな感じの内容になったようです。

まぁ会場のウケはよく、ノリもよく、喋っている側も非常に楽しめたイベントになったわけですが、きっとセッティングした目黒区教育委員会サイドの方は、ものすごい勢いで後悔をしていることと思います。目黒区青少年センタースタッフの皆様、本当にお世話になりました。また何かありましたら是非よろしくお願いいたします。まぁ今日で僕らとの関係は果てしなく「ねじれの位置」になったような気がしないでもないのですが。


さて、そんなイベントの前に出版社の方がやってきまして。秋に書籍化されるTAITOのケータイコンテンツ『学校へGO』のゲラを持ってきてくれたんですね。ちなみにこの書籍は、僕、健ちゃん、popoiの入江舞さんが、それぞれ週刊連載している毎回の原稿に加筆修正したものにプラスして、先日作新学院さんにお待ちして撮影してきた写真と、その後行った3人の座談会が収録されているわけなんですが、今回受け取ったゲラは自分の分の原稿と、その座談会をまとめたものだったんですね。

それをイベント前に控え室で読んでいたりしたんですが、相当ヤバい内容になっていました(笑)。読み進める内に健ちゃんと二人で「こんな事話したっけ?!」と首をかしげたりのけぞったりする始末。本当にかなりよくない、よろしくない。イメージダウンとかそういうレベルじゃないです。今日のトークの内容なんか、まるで問題にならない。

一応現段階では著者校正という名の検閲削除が可能なので、どうなるかはわかりませんが(3人ともいじるだろうし)、今のままでは少なくともタイトルに「学校」という文字はマズいんじゃないかというような感じです。


今日のトークの内容にしても座談会の内容にしても「自分たちの青春時代」について話したりしている訳なんですけれども、冒頭の文章に立ち返って自分たちの姿を見た場合

――自分の青春時代を振り返り誰かに話したとき。その顔に笑みがあることは時々赤面を通り越して顔を青ざめさせることになったりするので要注意だ。という感じですね。

なにはともあれ、少なくとも今日のトークを聞いたり、学GO盆を読んだりすることで、今まさに青春まっただ中の皆さんが参考にするのは大間違いだ、とだけは自信をもっていえます。迷い多き若者達が、道を踏み外しません様に。



[ 2003年09月14日-02:10 ]  



さんま


さんま。漢字では秋刀魚と書く。現在じちゃんねるで言戯道場の御題として出題しているこの魚は、日本の秋の味覚を代表するモノの一つである。

脂がよくのっており臭いも少なく、骨ばなれのいい身は味が濃く旨味たっぷりである。新鮮なものであればハラワタまで食し、その苦みすらも美味である。

七輪炭火にて特に焼くのが美味とされるものの、現代においては設備事情と煙の事情で、なかなかかなうものではない。

臭橙(かぼす)・酸橘(すだち)・柚子(ゆず)などの和の柑橘果汁を絞るもよし、大根おろしをたっぷりとかけるもよし、醤油をかけるもよし。塩を軽くふってから焼き、その塩気だけで身の味を楽しむも好い。新鮮であれば刺身でも美味で、醤油におろし生姜をあわせて食す。


ちなみに僕は焼きたてのじうじうと音を立てる内に醤油を振りかける。そのまま軽く箸で身をおさえ、肉汁と脂とをしみ出させ、混ざって旨味たっぷりになった醤油をそのまま炊きたての飯にかける。

行儀悪と叱られるかも知れないが、その秋刀魚出汁醤油飯だけで軽く一杯いけてしまう。次に皮を破って身をほぐし、付け合わせた大根おろしをほぐした身に乗せ箸で口に放り込む。大根の旨味と秋刀魚の旨味を十分に味わいつつ飯をかっこむ。

続いて中骨を丁寧に外してハラワタに臭橙を軽く絞り、醤油をかけて大根おろしと共に口に放り込む。苦みと旨味を味わってから、冷や酒で口を洗う。続いてまた身を喰い、飯を放り込む。

そうして気がつけば秋刀魚は頭と中骨と尾だけが残る。本当に美味い秋刀魚であれば、その中骨すら網で焼き、醤油をかけて香ばしくしてから煎餅のようにぽりぽりと喰らってしまう。秋刀魚とはそういう魚だ。


さんま さんま さんま にがいか しょっぱいか

明治大正昭和を駆け抜けた文学者・佐藤春夫の「さんまの歌」の一節である。

この歌は谷崎潤一郎の妻・千代に恋をした佐藤春夫が、谷崎と絶交状態になってしまい、その間に佐藤も妻に逃げられてしまっていたときに、千代を思い、谷崎を思い、自身を思って書かれたものだ。全文をここに記しはしないが、秋刀魚という季節の魚の向こうにさまざまな悲哀と思惑と情景が見える歌である。

機会があれば是非全文を読んでいただきたい。ひょっとしたら読後、秋刀魚を食すときに一風違った見方が出来るかも知れない。


秋刀魚。サンマ。さんま。

言葉だけを耳でとらえてしまえば脳裏に真っ先に浮かぶのは、よく喋る出っ歯の芸人さんかもしれない。だが秋のうちだけでも、せめて日本の食文化で愛されてきた秋刀魚を思い浮かべて欲しい。

秋刀魚という漢字、さんまの食し方、秋刀魚の文学。

日本でこれだけ愛されてきた、そして愛されているこの魚。食べるときにほんの少しでも、拙文を思い起こしていただければ幸いである。

あーさんま、さんま。



[ 2003年09月15日-02:30 ]  



スケジュール調整ミスで【連続更新:01】


世間様は敬老の日で休日だそうで。僕はといえば、たまたまぽっかりとオフになってしまったので、仕事を適当に片づけたり動画関係の事を勉強したりだとかしながら、一日中引きこもっていようと固く決意してみたりする。

外はといえば一ヶ月遅れでやってきた夏が、忘れていたような暑さをプレゼントしてくれている次第。誰がこんな炎天下に外に出てやるもんか。ふんだ。

すっかり予定を入れているはずだったつもりなのに、スケジュール帳を見直してみたら普通にオフだったことに気づき、呆然としてしまった早朝7:00からの無駄な時間を取り戻すべく、これから連続更新を行う心づもり。うむ。無駄。

あっ、でも誰かが遊びに誘ってくれたらホイホイついていってしまうので(※ハッテン場として有名な公衆トイレにはホイホイついて行きません)、あっという間に連続更新がとまるかも。

とりあえず1話題1更新で30とか目指してみたい。では行きまーす。



[ 2003年09月15日-11:25 ]  



PA雑感。【連続更新:02】


プロジェクトアフロというイベントを三年前からやり始めて、前回のロフトプラスワンで8.55。まぁ事実上の9回目を迎えた。

当初の目的はアフロという小道具を目印にネット上で交流をもった見知らぬ人間同士が集まるというもの。「オフ会」なんて言葉はまだ公用語彙ではなく「オフミ(オフラインミーティングの略。「お踏み」ではない)」だとか「お茶会(優雅ですね)」なんて言葉がごちゃまぜになっていた時代のことだ。

そもそもオフ会という言葉自体が、僕にとってはあんまりしっくり来なかったのもある。だから「イベント」と定義づけたりした次第である。あと「集まって会うだけ話すだけ」というのは少々つまらないと思っていたので、イベント性を加えることにした。目印として+ツールとしてアフロを、ということにしたのだ。

さらには記念撮影などする時に顔バレがイヤだという方もいらっしゃるからということで、変装・仮装の必要性もあろうということで、「アフロにグラサン」というPAスタンダードスタイルが生まれた次第。

そして侍魂の健ちゃんに、この装備を勧め(半ば強要だったという話)、侍魂の大ブレイクと共にこのスタイルが彼のシンボルイメージとして広まった。んで、彼は未だにそのスタイルを堅持していたりする。先日の目黒の講演会でもそのスタイルだった。ソーナイス。


そんなこんなで、今ではアフロは当サイトのイメージシンボルとしても随分と浸透してきた。「アフロを被ってオバカをやりましょう」というなんだかよくわからないイベントであるPAにも、「いつか参加したい」といって下さる方がいたりして、非常にありがたいなぁと思っている。

さて、ここで話は冒頭に戻って一応数字の上では8.55なので、PA10に至るまでは残すところ2回となってしまった。思えば色々オバカなことをやったなぁと思うのだが、そろそろシメる時期に来ているのではないかと思っている。

アフロというシンボルを消してしまうつもりは毛頭ないのだけれども、常連さん達も増え、それぞれがスタッフさんとして協力してくれるようになった今、出来ることの形が大きくなってきているのだ。これを活かしたい。つまり一つ二つ進化をしたいと思っているのだ。

そもそも「楽しませてもらう為」に参加するイベントではなく「楽しむ為」に参加するイベントとしてPAはあった。イメージしているのは「文化祭」のノリなのだ。そういうオバカなことを、いい歳した大人が冷静に、かつ大胆に楽しみたい。そうしたステージとしてPAというイベントを考えている。

イベント常連さん達で協力を惜しまないといってくれている皆さんは、いわば文化祭実行委員会のような存在だ。そして一つのオバカで思い出に残るような「祭」が出来上がる。誰が「主」でも「客」でもない、そんな「祭」をしていきたいと思うのだ。


というわけで、一応PAは9と10で一応の終了を迎える予定。無論オバカイベントはいくつも考えているから、じーらぼ!主催のイベントがなくなってしまうわけではないのでご安心を。

ちなみにPA9・10は、すぐそこに待っている。


[ 2003年09月15日-11:47 ]  



PA9な話【連続更新:03】


というわけで引き続きのPAがらみのお話。

PA9だが、前回を8.55にしたことで見抜かれている方も多いと思うけれども、この「9」という数字に大きな意味合いがあるんですな。

さてではここでクイズ。PA9は、PA7の「北北東へ進路をとれ!」で北海道へ向かったように、どこかに行きます。勿論バイクで陸路です。

ヒント1:数字の9に関係があります。
ヒント2:距離を測ったら1434.7 kmでした。
ヒント3:海を越えます。
ヒント4:


MapFanWeb



クイズもクソもないッスね。というわけで、PAは9回目、今は9月。だから行く先は九州。というわけで、西に向かいます。あくまでも陸路で。なぜ九州なのかといえばバイクで行ける最南西端だからというのが主な理由だったりするんですけどね。

途中、大阪か兵庫で停泊し、その後一路九州を目指したいと思います。とはいうものの実のところ、かなり突発的な行動ですので実現するかどうかもわからないのですけどね、そのあたりは、こちらの特設スレッドにて。皆さんの御意見が春九堂をリモートコントロールします!


[ 2003年09月15日-12:20 ]  



そしてPA10の話【連続更新:04】


「前の更新って結構重要な事だったんじゃねぇか?ログに流しちゃっていいの?」とか「連続更新って内容考えて構成しないとロクでもないことになるよね」とか自分を諫めつつ、話は続いてしまったりします。

ちなみに僕がここで使っている「ですます」と「なのだである」の使い分けの仕方はかなりいい加減です。あまり気にしないで下さい。


さて、というわけでPA9はこういう事になっているので(苦肉の策でリンクはってみた)、関東地方の方はあまり関係なくなってしまいますが、続くPA10は関東で行います。というか東京で行います。首都です。首都ジャックです。つまりこんな感じ↓。

PROJECTAFRO10
アフロの数え歌〜十でとうとう東京だ〜

(仮)


プランニングは大体以下の通りです。

・バスを借ります。出来るだけ大きいのを一両で。
・バス借りるわけですからバスツアーになります。
・集合場所は上野駅のジャイアントパンダ前にしましょう。
目印は勿論アフロです。
・さてバスに乗り込んで、東京観光をします。
・とはいっても観光はメインではありません。
・Q:じゃあなによ。
A:記念撮影。
・通常時はアフロオフしておいてください。
・いつでもアフロオンできるように準備をしておきます。
・観光スポットはいくつか考えましょう。
・如何にも「東京」ってのがいいです。
・皇居/都庁前/東京タワー/浅草雷門/御台場くらい?
・その前までそれぞれバスでまわります。
・観光は適当に。バスガイドさんとか募集しようかしら。
・で、記念撮影をします。これがメイン。
・「しおり」とか作って並び順とかしっかり決めておきます。
・アフロはいつでもスタンバイ。
・さて、カメラを構えていざ撮影となったら…
・整然とならんで整然とアフロオン。そして撮影。
東京の観光名所各所整列するアフロ。
・しかも写真におさめられます。
・最後は出来れば浅草から御台場まで水上バスでいきましょう。
・桟橋を離れる前に甲板に整列します。
アフロオンし桟橋に敬礼。どよめく一般客。
・あとはアフロオフしてキャビンで談笑しましょう。
・さて御台場到着です。
・目指すところは大観覧車。
・カップル専用とかいわれていい気になってるあのでくのぼうです。
・ちっくしょう。蹂躙してやります。
・4人一組でしたっけ?とりあえず全員ならんで乗り込みます。
・頂上にいったらアフロオン。
・そして一周して着地。
観覧車から次々とはき出されるアフロ。
・バス待ち合わせが出来るようでしたら、そのままバスに向かいます。
・東京駅か上野駅に向かい、解散。

とまぁ、こんな感じのプランで考えています。まさに首都ジャック。そんな感じで地味に首都を制圧したいと思っています。日程はやはり、行楽シーズンの10月末の土日などを予定しています。

実行委員会を設立し、事前オフなどもして愉快かつ計画的に確実に成功させたいと思っています。参加者全員がスタッフになるくらいの感じでいけたらいいなぁと。

観光業界やバス関係のお仕事をされている方など、どしどし情報を下さい。他「しおりは俺に任せろ!藤崎ー!(違)」とか、「行楽にはお弁当が必要です!おやつラインナップはこれだー!」とか、「地方の方もカモナ!宿泊プラン作ります!」とか、そういう方が出てきてくれると非常にいい感じです。

さてはてどうなることやら?どなたかスレとか立ててくれると嬉しいです。みんなで作る最後のPA。まずそこからスタートしましょう。



[ 2003年09月15日-13:17 ]  



停止。【連続更新:05】


急ぎで片づけねばならん事が出来てしまったので、一旦停止。というか、このまま夜まで停止になるかも。どこが連続更新じゃいー。すまぬ。


[ 2003年09月15日-14:21 ]  



DDTプロレス観戦オフ告知その1


俺の曲をかけろーッ!ミュージック(ちょいタメ)スタァトッ!

がしゃぱりーん ファイヤー! でけでけでーででけでけでーでっでーでーんででーでーでっでけでけでーででけでけでーでっでーでーんででーでーでっ

というわけで、上のが一体なんなのかわかる人は、とりあえず後楽園で僕と握手しましょう。ええ。そんなこんなで、お待ちかねのプロレス観戦オフ第2回目でございます。

今回も前回と同じくDDTの後楽園ホール大会です。日程は9月28日(日曜日)AM11:00開場の昼興行です。

DDTは現在タッグリーグを開催しておりまして、28日はそのリーグ別最終戦と決勝戦が行われます。で、このタッグマッチ4試合+決勝戦がもちろんのことメインなのですが、他にも今回は見所満載です。

まず最初に先日イベントをお手伝いさせていただいた、DDTの宝物ことMIKAMI選手。電波2ちゃんねるのコラム『垂直落下式』でもお馴染みの彼ですが、約2ヶ月の負傷欠場から無理をおしつつ復帰することになっています。

今後、みちのくプロレスのタッグリーグ「みちのく二人旅」に参戦が決定していたりと躍進が望まれるMIKAMI選手の復帰戦です。試運転マッチとなるか、復帰戦から「これぞMIKAMI!」というものをみせてくれるか。ある意味今後を占う一戦となるでしょう。


そしてもう一つの見所……こちらも電2のコラムでも紹介し、サイトでも紹介しましたが……そう、男色ディーノ選手です――。

<つづく>



[ 2003年09月16日-20:00 ]  



男色ディーノとDDT


前回の告知を受けての、DDTというか男色ディーノを100倍楽しむ簡単なおさらい。

男色ディーノというレスラーは大阪学院大学プロレス研究会、通称OWF出身のプロレスラーである。現在の所属はCMA東京支部だが、自主興行よりはDDTなどの団体に参戦することが多い。というわけで現在の主戦場はDDTである。

DDTとはドラマチック・ドリーム・チームというプロレス団体。日本ではおそらく一番最初にドラマストーリーを展開しながらの連続興行(常打ち興行)を打ち出した団体である。

エースは高木三四郎。他にMIKAMI、KUDO、スーパー宇宙パワー、佐々木貴等を擁する。もともとはインディー団体の中でも弱小といわれる部類の規模であったものの、その独自路線で常連ファンなどを獲得。世界最大のプロレス団体WWEの大規模で壮大なドラマに対して「お茶の間サイズ」かつ、日本人好み(?)になったストーリーを展開している。


さて、そんなDDTにある日突然男色ディーノがやって来た。そしてある意味でディーノは大ブレイク。様々なレスラーが彼の餌食になってしまった。ここでは男色ディーノのDDT登場からの流れを軸に、彼の餌食になってしまった選手達を紹介していこうと思う。

まず紹介しなくてはいけないのはO.K.Revolution選手。男色ディーノを語るにあたっては、まずこの選手の変遷から追わねばなるまい。ちなみに名前が長いので以下OKとする。

OK。前名を大家健という。プロレスラーとしてはまだ新人の域を出ない選手だ。デビュー後は上手くはないが熱さのある選手として活躍していた。ところがある日大家は、どこかから素敵な電波を受信

「DDTに革命を起こす!」と云いだし、O.K.Revolutionと名を改め、そういうキャラクターとしてDDTの表舞台に踊り出た。キャラクター、とはいったものの、この際「OKだけはガチ」という言葉が生まれたのは一部で有名な話である。

ちなみにコスチュームは白の全身タイツのよーな王子様系コスチューム。オマケに入場曲はT.M.Revolutionの「ホワイトブレス」である。攻め込まれても電波を受信し復活、風を浴びるリバースインディアンデスロックなどを駆使し、DDTに革命を起こそうとするOK。そんな彼を誰も止めようとしないあたりがDDTがDDTたる所以だろう。

OKは試合で革命を起こすだけには止まらず、その革命の矛先はインフォメーションガール抗争に発展。初代の谷口智を推す三和太と、現インフォメーションをつとめる建みさと嬢を「革命の女王」と推すOKの間で抗争が起こる。双方アイドル親衛隊の如きハッピに身を包んだ対決は前回のプロレスオフで行われ、OK&建の勝利という形でハッピーエンドを迎えた。

だがその直後、DDTの誇るセクシーマネージャー、ナオミ・スーザンがインフォメーションを強奪するという新展開を見せた。元気で可愛い建に対して、大人の魅力でOKを誘惑するスーザン。そしてあっという間にメロメロになるOK。二人の間で揺れ動くOKの優柔不断な姿に喝を入れたのがDDTの愛と平和を守るレスラーHERO!だった。

優柔不断なOKを同じ男として許せないとシングルマッチを叩きつけたHERO!そしてまんまと破れるOK。試合後「みさととスーザン、貴様が本当に愛するのはどっちなのだ!男らしく決めろ!」と、もっともな言い分でOKに詰め寄る。

愛する相手に渡せ、そう託された花束を抱えたまま俯くOK。みさとか、スーザンか――。息を呑む沈黙の中、OKが歩み寄り花束を渡した相手は、HERO!だった。

観客もどよめく中、みさともスーザンもOKに見切りをつけ決別の張り手をくれるとリングを去ってしまう。だがOKはマイクを取り「いつも男らしい貴方の姿を目で追っていたが、必死で気持ちを抑えていた。しかし、こうして戦って肌と肌を合わせて吹っ切る事が出来た」と暴走をはじめる。HERO!が制止しようとするも、OKは止まらない。ノンストップOK。ノンストップ電波である。

「同性愛者は迫害されると知っている。しかし、貴方が背中を押してくれたこれは、愛の革命だ!」

こうしてOKのDDT革命はさらなる展開を迎えたのだった。夏が始まる7月の出来事だった。


HERO!を追い掛けるOK。愛の力は偉大だ。「ちょっと待て。来週からはららぽーと大会が始まる。ららぽーとに来る子供達にこんな事をどう説明したらいいんだ! 私はイヤだーっ!」と逃げるHERO。

ちなみにららぽーととは南船橋にあるショッピングプラザだ。そこの屋上ビアガーデンで約1ヶ月の間興行を行う。ショッピングセンターには子ども達もやってくる。HERO!はその名の通りヒーローなのだ。子ども達の人気も高い。悪の組織や怪人に狙われるのならともかく、電波なレスラーに愛の革命を求めてつけ狙われているなどとは、とてもじゃないが説明できない。ていうか、そんなのヒーローじゃない。

だが、そんなHERO!のもっともな言い分をはね除けるかのように、とあるレスラーがOKの援護についた。工藤あづさ、通称くどあ。日本初の性転換レスラーである。「あんた、この子の気持ちわかってあげなさいよー!」とHERO!に襲いかかるくどあ。援護を受けてますます電波アンテナが立つOK。バリ3当たり前のパワーでHERO!に迫るが、2vs1のハンディキャップマッチでもHERO!に敗北してしまい、愛は届かなかった。

だが、試合後マイクをとったOKが叫んだ言葉は驚くべきモノだった。

「私が本当に好きなのはHERO!じゃない。・・・あづささん、アナタだ!」

あんさんなにいうてはりますのん。だが混乱する観客を余所に、これを受けてくどあまでもが「実はその言葉を待ってたのよぉっ!」と熱い抱擁を交わす始末。OKの愛の革命は、ついに行き着くところまで行き着いたと思われた。


だが蜜月は長くは続かない。くどあとの紫色がかった薔薇色の日々に亀裂をいれたのは一通の脅迫状だった。

「同性愛者を馬鹿にするな」

差出人は自立する男性の会。かなりギリギリな名称のこの会を名乗る脅迫者。しかし脅迫に負けず、くどあとの愛はホンモノであると、これまたギリギリな主張をし「どこからでもかかって来い!」と吼えるOKの元に現れたのが、男色ディーノ、その人だったのである。

「あんたホントはノンケなんでしょ?やらされてるくさいのよ!!ホモをバカにするんじゃないわよーッ!!」

シュートな発言をし、OKに迫るディーノ。少々真剣に狼狽えるOKにディーノは「アンタがホンモノならばアタシの愛の必殺技を受けられるはずよ!」と男色ドライバーをOKに見舞う。そして一撃で粉砕されるOK。ここからOKとディーノのシュートな男色抗争が始まったのである。子ども達も観ている、ららぽーとの屋上を舞台に。


さて、度重なるディーノのストーキング行為にOKは奮起し、最終的にはディーノ追放マッチまでこぎつける。ちなみにこの試合、OKが勝利した場合はディーノ追放、ディーノ勝利の場合はOKを一晩好きにする(しかもその模様をSAMURAI TV!で生中継するというオプション付き)という強烈な契約の元、公開チュー印式まで行われた。

試合は様々な男色技に耐えきったOKが、ディーノのタイツとアンダータイツをずりさげてのジャーマンスープレックス、その名も「ノーパン式ジャーマンスープレックス」という子どもが観てはイケナイ技でなんとか勝利を手にする。肩を震わせながらも「ホモに二言はないわ」と潔くリングを去るディーノ。だがそんなディーノを呼び止めるOK。

「戦いを通じて確信した。僕には貴方が必要なんだ!」

浮気性とか、そういう言葉が少し頭をかすめたが、最早どうでもよくなった瞬間だった。リングに戻るとリアルタイムでスローモーションな動きで二人はお互いの頬を張り合い、熱い抱擁と口づけを交わし、二人だけのハッピーエンドを迎えたのである。が、この結果がDDTの他の選手、参戦選手に多大なる被害を及ぼすことになる。


さて、といったところがディーノ登場および、その後の活躍のあらましである。先日まで行われていた、ららぽーと大会では大半の選手がディーノの餌食になったわけだが、ここでは特に目立った被害を受けた選手をピックアップする。

被害者リスト1:HERO!
止めるモノがいなくなってしまったディーノの暴走の餌食になった愛と正義の使者。南船橋の平和を守る為に、ららぽーとにも参戦していたが、ディーノの餌食となり、ディーノの抱擁やまさぐり攻撃に「こ、子どもは見るなーッ!見るなァーッッ!」と、かなり悲痛かつ、シュートな悲鳴を上げていた。合掌。

被害者リスト2:タノムサク鳥羽
MIKAMI選手とスーサイドボーイズというタッグ名で闘ったハードヒットファイター。キックボクサースタイルの細身の身体はディーノの前立腺あたりを強く刺激したらしく、連日連夜餌食になっていた。胸をまさぐられ、抱きつかれ、股間に顔をうずめられ、男色ドライバーを喰らい、他DDTで公開されている男色技の大半をその一身に浴びた。「おまえら!女性客は楽しいかもしれないけどな、俺たちは大変なんだよ!最初は良かれと思ってやってきたけど、いい加減やんなってきてるんだよ!」という彼のシュートな悲鳴は、ららぽーとの夜空に消えた。合掌。

被害者リスト3:「昭和」太郎
「昭和」の弟で、若手というか15歳とのこと。「DDT、やれば出来るじゃない。好みの男よ。15歳の青い性って言うのかしら」とディーノにガチガチにかまされてしまう。男色攻撃「死ねー(抱きつき)」「もっと死ねー(膝枕)」「更に死ねー(添い寝)」とコンボ攻撃(耳かきがでなかっただけ)を喰らい、悲鳴さえもあげられない。さらには接吻、フロントスティンキーフェイス(股間を顔面にあてがい)、男色ドライバーとフルコースで昇天させられた上に、OKに渡されお持ち帰りされた。合掌。

被害者リスト4:林練習生、高梨
DDT期待の若手二人。若手の仕事である会場整理を行っていたことが彼らの生命線を断ち切った。ディーノは退場時に観客席を見回して好みの男性を見つけては追い回すという危険極まりないムーブをするのだが、観客を危険な目に遭わせるわけにはいかないので若手二人がディーノを抑えにかかる。と、ディーノは興奮状態のまま彼らに接吻し、若手はそのダメージに失神。ディーノに担がれてまんまとお持ち帰りされてしまうのだ。それがららぽーとでは何度も繰り返された。彼らのその後の人生を考えると目頭さえ熱くなる。合掌。


とりあえず名前を挙げるとしたら上記の選手達だろう。そして何よりも南船橋ららぽーとで観戦していた男性客の皆さんの御冥福もお祈り申し上げたい。

さて、そんな男色ディーノとOKだが、現在開催中のDDTタッグリーグでは当然のようにタッグを結成しエントリー。残念ながらAリーグ2/4戦を行い勝ち点0で決勝進出はならなくなってしまったが、やけくそ状態になった18日のATOM大会、21日の大阪デルフィンアリーナ大会での暴走が危惧されている。

というわけで、28日後楽園ホール大会にはタッグリーグの公式戦は組まれておらず、なおかつカードも現在は未定である。現在決定しているカードはタッグリーグ最終戦及び決勝戦。

【Aブロック】
佐々木&鳥羽 vs KUDO&HERO!
宇宙&宇宙Ω vs リッキー&猪熊

【Bブロック】
高木&坂井 vs 一宮&太
橋本&諸橋 vs BADBOY非道&石川

<決勝戦>
Aブロック1位チームvsBブロック1位チーム

ということになっている。つまりこのカードに組まれている以外の選手が、ディーノ及びOKの餌食……対戦相手になるわけである。当日復帰予定のMIKAMI選手……の可能性はさすがにない、と思いたいが、ナニが飛び出すのかわからないのがDDTであるので、その可能性は考慮の内にいれておこうと思う。

そしてさらにDDT9月28日後楽園ホール大会はまだまだ見所がある。というわけで<つづく>




[ 2003年09月17日-00:28 ]  



かつてチャンプと呼ばれた無機物


前回前々回に引き続きDDTなお話。これを読んでおくと9月28日後楽園ホール大会が10倍くらい楽しめる…ハズ。

DDTにはいくつかのベルトがある。KO−D無差別級シングル王座ベルト、KO−Dタッグ王座ベルト、そしてアイアンマンヘビーメタル級王座ベルトだ。

前者二つは通常のシングル・タッグのベルトなのだが、このアイアンマン・ヘビーメタル級王座ベルトだけは、少々毛色が違う。そもそもこれはポイズン澤田という選手が、勝手に創設した王座である。

その王座には誰にでも就くことが出来るが、防衛はかなり難しい。というのもこのベルトは24時間どこでも挑戦可能なベルトなのだ。タイトルマッチ宣言も特にはなく、場合によっては公認レフェリーすらも必要ない。オマケに反則裁定もないのだ。

さらには戦場もリングに限らず、控え室、階段、バックステージ、通路、トイレ、街角、ラブホテル、etc.と、まさに手にしたが最後、アントニオ猪木の言葉ではないが「いつ、なんどき、誰の挑戦でも受けなければならない」という、ある意味呪いのベルトなのだ。正直僕がレスラーなら欲しくない。

そんなベルトだから、次々と王者が変わってしまう。獲ったと思った瞬間には鈍器や金ダライで殴られフォールされてしまい、王座を奪われてしまうのだから。非道いときなど連続で10人以上の元王者が誕生したほどなのだ(数珠繋ぎになった首四の字で、次々とタップアウトし王座が連続移動という珍事もあった)

歴代王者の変遷についてはコチラを参照していただきたいのだが、この現在99代までの王者の変遷図をスクロールして86代目で止めていただきたい。

第86代王者
脚立


脚立。ちなみに選手名ではない。正真正銘の日曜大工や屋根の修繕や庭木の手入れなどに用いる、あの脚立である。別名ラダー。MIKAMI選手の必殺技ラダー・スワントーンボム(ラダーの上から伸身前宙で飛び肩口ないし背中から相手に落ちるダイブ技)で用いられる、ある意味MIKAMI選手の相棒である。

何故ラダーがチャンピオンになりえたかというと、前の試合で王座を奪取したDDT練習生・坂井がその喜びをバックステージで爆発させているところ、立てかけてあったラダーに接触。身長210cmのその巨体が倒れ込んできて坂井を直撃したのだ。

そして坂井は失神。そのままラダーの下敷きになってしまった坂井をみて、レフェリーは首を傾げつつもカウントを3つ入れたのだ。そしてベルトを贈呈されるラダー。この瞬間プロレス史上初の無生物王者が誕生したのである。

ちなみにその後通りかかった一宮章一選手、意識を取り戻した練習生・坂井、王者ラダーの間で3WAYのチャンピオンシップが繰り広げられたが、最終的に一宮が勝利を収め、わずか数分間のラダーの天下は終わりを告げてしまった。しかし史上初の無生物王者ラダーの記録と記憶は、ファンの間に色濃く残ったのである。


さて、そんなラダーだが、実に多くの選手がこのラダーに関わってきた。DDTの大会においてラダーを帯同したMIKAMI選手と試合をした選手はもとより、ディファカップで対戦した選手達、MIKAMI選手ZERO−ONE参戦時の対戦相手やパートナー、そして覆面県会議員のザ・グレート・サスケも、である。

多くの選手を殴り、多くの選手を挟み、多くの選手に投げつけられ、多くの選手を潰し、多くの選手がのぼり、多くの選手が飛び、多くの選手が落ちた。そんなラダーだが、元アイアンマンヘビーメタル級王者とはいえ、そのアルミ製のボディにも限界が来てしまった。

相棒のMIKAMI選手曰く「膝が限界。リングに立つのもやっと」とのこと。ラダーの膝ってどこだろう(おそらく下から2段目くらい)とかそういう疑問が頭をかすめたが、蓄積されたダメージはかなり深刻なものらしく、これ以上の試合は困難と判断、現役生活にピリオドを打つこととなった。

というわけで、9月28日の後楽園ホール大会では、元アイアンマンヘビーメタル級王者・ラダーの引退セレモニーが行われることになった。

ちなみに通常の選手の引退セレモニーでは

・映像で試合を振り返り
・経歴が読み上げられ
・週刊プロレスあたりからパネルの贈呈がされ
・テンカウントゴングが鳴らされ
・最後のリングコールと共に紙テープが投げ込まれ
・最後は団体所属選手がリング上に集い胴上げでシメ

という感じでセレモニーが行われる。そしてDDTではラダー引退セレモニーにあたって、この全てが行われるだろう。鉄板で。これはもう予言といってもいい。

場内暗転し、ピンスポットを浴びるラダー

スクリーンに映される坂井に倒れ込むラダー、王座奪取の瞬間

週刊プロレスの記者(編集長だったりしたら腹筋きれてしまう)から週プロ表紙アレンジされたパネルを贈呈されるラダー

テンカウントゴングを万感の思いで聞くラダー。思わず感極まるラダー。最後のリングコールと共に投げ込まれる真っ白な紙テープ。

抗争もドラマストーリーも関係なく、所属参戦選手全員に胴上げされ、ガッシャンガッシャン音を立てながら宙を舞うラダー。

そして相棒の引退に涙を堪えきれないMIKAMI選手。


やべぇ、超みてぇ。



しかもこのセレモニーの模様は、SAMURAI!TVに10月に放送されることが決定している。CSの専門チャンネルとはいえ全世界に放送される無生物の引退セレモニー。

こんなイベントを「なにバカやってんだか」と軽く流してしまうようでは、人生の色を失ってしまう。こうしたオバカな事を真剣にやってこそDDT、真剣にみてこそのファンなのだ。間違いなくこのセレモニーは歴史に残る。というわけで純白の紙テープを用意して、後楽園で僕と握手なんである。

というわけで、『9月28日(日)DDT後楽園ホール大会観戦オフ』に今すぐ参加申し込みを出そう!申し込み方法は下記を参考に。僕の中では本大会は、このセレモニーだけで既にプラチナチケットだ。



[ 2003年09月17日-23:29 ]  



特別ふろく!これが9.28後楽園の見所とかだ!


前回前々回前々々回と、9月28日(日)のDDT後楽園ホール大会の見所を紹介してきたが、今回は特別付録として、Extreme Partyの山本浩二さんから写真提供を快諾していただいたので、そちらの写真を出しつつ、もう少しDDTの魅力に迫っていきたい。

なお写真提供をしてくれた山本浩二さんはDDTをはじめ各インディー団体、女子プロレス団体を観戦し歩き、御自身のサイトで長く観戦記を書いている。前回のMIKAMI選手のトークイベントにも参加しており、古参のプロレスファンであり、僕にとっても大先輩にあたる。とにもかくにも写真提供をしてくれた同氏に心から感謝したい。


さて。まずは男色ディーノ選手である。ディーノについては資料1資料2資料3などを読んでいただければ、その文中資料だけでも既におなかいっぱいかもしれないが、皆さんどうやらディーノを過小評価しているようなので、その認識を改めていただきたく、ここに画像を公開したいと思う。


客席を物色するディーノ。



客を襲うディーノ。



練習生をお持ち帰りするディーノ。



必殺ムーブ「あてがい」(フロントスティンキーフェイス)
放たんとするディーノ。




あてがった。



落ち着け。落ち着こう。大丈夫だ。これは男色ディーノの数々の必殺ムーブの内のほんの片鱗に過ぎないのだから。

他の必殺技に関しては資料3の文中リンクを辿って欲しい。そこに掲載されているのは学生プロレス時代のモノであるからプロで通用するかどうかは不明であったが、僕が確認した範囲ではさらに磨きがかかっているとだけ云っておこうと思う。



ちなみにコレが噂のO.K.Revolution選手。
革命第一段階



革命第二段階



ディーノ、OKに襲われ「こ、子どもは見るなァーー!」と絶叫した
DDTの愛と正義のを守るHERO!選手。



さて、続いてラダーである。第86代アイアンマンヘビーメタル級王者である彼だが、その王座奪取の決定的瞬間を、山本さんがカメラにおさめていた。ちなみに試合後のバックステージ風景をスクリーンで上映していたときのものを撮影している。



練習生・坂井に強烈ボディプレスを喰らわせ
そのままフォールするラダー。



一宮にフォールされ、王座転落するラダー。



というわけで「脚立がチャンピオンだなんてそんなわきゃないでしょ」という、当たり前過ぎる感想をちゃぶ台ごと覆すような、ラダーの王座移動劇を紹介させていただいたわけだが、図らずもMIKAMI選手のオフィシャルBBS(MIKAMI選手本人も日記のように時折書き込んでいる)に、MIKAMI選手からこんな書き込みがあった。

21日の大阪には帯同しない事になった。その日の夜はサムライ日曜生GONに出てくる。

今だから言える話なんだが…実は引退を控えているラダーが行方不明になっていた。ネタでも何でもない。アイツは最近リングトラックにいたんだが、『MIKAMIさんラダーがいません!』て。捜索隊出動だよ。正直見つかるはずない、引退式も全てパーだと目の前真っ暗だった。

しかし昨日都内某所、力なく壁に寄り掛かっているところをスタッフの一人が発見、無事保護。お前…バカヤローどんだけ心配したかわかってんのか!でも、ホント無事に帰ってきてよかった。



置き忘れラダーも引退試合を控えてナーバスになっているのだろう。しかも後楽園ホールでのビッグマッチ。そしてパートナーMIKAMI選手の復帰戦でもあるのだから。そのプレッシャーは察してあまりある。


というわけで、前回前々回その前と続いていたDDT解説のふろくとして、今回は映像付きで紹介させていただいた次第である。

なお写真を提供してくれた山本浩二さんのサイトExtreme Partyでは、過去の観戦記も写真付きでかなりの数が掲載してあり、予習材料としてはもってこいである。是非見ておくことをオススメする。


とまぁ色々紹介してきたが、あくまでもこれらはDDTというプロレス団体のみせるプロレスの一部に過ぎない。DDTのメインはエンターテイメントプロレスであるが、バチバチなハードヒットの試合も、あればMIKAMI選手のような素晴らしい飛び技の使い手もいる。エースである高木三四郎や、現KO−D王者の佐々木貴選手も非常にいい動きの、しっかりしたプロレスを見せてくれる団体でもあるのだ。

そして今回主に紹介したような「お笑い」的なファンタジーやエンターテイメントドラマだけではなく、もっとファンタジックなストーリーが展開される。

今、そのファンタジーエンターテイメントの核をなす選手はファンタジーの果てに首を切り離されるわ、石になってしまうわ、その上にその石をかつての仲間に不法投棄されるわ、敵対していた連中に隠されてしまうわで、休場が続いている(休場って(笑))が、高木三四郎がどインディージョーンズと称して、探検に出かけた今……ひょっとしたら後楽園ホールで復活があるかもしれない。

その選手の名前はポイズン澤田JULIE。この選手については、今週の電波2ちゃんねる連載コラム『みやもと春九堂の垂直落下式』で語ることにしようと思う。


というわけで、色々見所満載な『9月28日(日)DDT後楽園ホール大会観戦オフ』。今度のエンターテイメントは皆さん自身の目で観て、そして体感して欲しい。


[ 2003年09月18日-20:38 ]  



PA9延期


非常に残念ながら、バイク入院というかパーツ待ちになりました。入院検査の結果、点火系に異常が確認されて、長距離ツーリング、しかも高速道路移動には危険があるとのこと(ぶっちゃけ、走行中にエンジン停止とかの可能性があるらしい)

というわけで、九州行きは延期…それも、無期延期になりました。無念。無念極まりなし。期待してくれていた西方の皆さん、申し訳ない。とほー…。






[ 2003年09月19日-22:40 ]  



K−1ジャパンTV観戦チャット開催〜


というわけで、九州行きを断念してしまったわけですが、台風と正面衝突するところだったわけで、考えようによっては九死に一生だったのかもしれないなぁとか思っている春九堂です。こばにゃちわん。この挨拶も久しぶりだなぁ。

さて、こんな雨の週末しかも飛び石連休というわけで、ヒマをもてあましている素敵な皆様に、ちょっとした朗報です。格闘技が好きで、テレビがおいてある方にはなおさらに、ちょっとした朗報です。「雨で引きこもっているけれどもやることがないよー」という方にも、ちょびっとだけ朗報です。

題して『K−1ジャパンをテレビ観戦しながらブーブー云いつつビールを飲んだりしようぜチャット』です。MSNチャットで行いますので、どなたでも基本的に参加できます。ちなみにK−1ジャパンの放送は日本テレビ系列です。現在首都圏の放送では、巨人vs阪神戦で放送延びておりますが。

というわけで、チャットへの入り方は以下の手順を。

http://chat.msn.com/

エンターテイメント
http://chat.msn.com/find.msnw?cat=EA

じーらぼ!K−1JAPAN観戦しながらクダをまくチャット


以上です。途中MSNチャットシステムのダウンロードを求められるかも知れませんので、それはOKしてください。

ではではクダ巻き開始ー。かんぱーい。(ダメ人間)
チャット終了しました。というか僕はもう落ちました。

それにしてもなんだあの試合。もうJAPAN無理矢理やらなくてもいいんじゃないでしょうか。もしくはブッキングを別のところからするとか。とりあえず武蔵外そうよ。しかし1回戦。あの判定おかしくね?まぁいいです、どうでも。

チャットの内容ですが、八割がブーイングでした(笑)。まぁサップはどうでもいいです勝つの判ってるし、ていうかそういうイベント興行だし。

ていうか、「どっちが勝つかどうかわからない真剣試合」を組むのであれば、打撃系の選手を出してくるでしょう。K−1の試合なのだから。打撃系実績も、総合系の実績もない選手を身体のサイズとプロフィールだけで招聘してカード組んで、なにを期待させるつもりだったんでしょうね。K−1は。

案の定打撃の対応はまったくできず、さすがのタックルはみせども、それはアメフト流のそれであってテイクダウンしてるのに何も出来ないし、打撃からは顔を背けるどころか背中を見せる始末。K−1は地に墜ちましたね。もうダメ。

ま、そんなこんなでお疲れさまでした。


[ 2003年09月21日-21:16 ]  



虎の男


初代タイガーマスク。この名前に少しでも反応を示す人は僕と同年代かそれ以上の男性に極めて多いと思われる。

振り返るのは昭和の少年時代。テレビで放送していたプロレス中継で、そのマスクマンは闘っていた。筋骨隆々とした分厚い背中に、逆三角形のボディ。そして虎をモチーフにしたマスク。

シャープキックを使い、ふわりと宙を舞い、とんでもなく綺麗で高いブリッジを描いてスープレックスを見せ、スピーディに試合を決める。タイガーマスクは、そんなプロレスラーだった。

アニメやまんがのタイガーマスクを僕は実は知らなかった。梶原一騎の描くところのタイガーマスクは、孤児院「ちびっこハウス」出身で、地下プロレス組織「虎の穴」で鍛え上げられた闇のプロレスラー。

同組織を抜けた為、次々と送りこまれてくる「虎の穴」からの刺客レスラーを相手取り、勝利を重ね、ファイトマネーで「ちびっこハウス」の子ども達にプレゼントを持ってくる伊達直人が「中の人」という、結構わかりやすい「ヒーロー」だった。だけど、既に格闘技のすごさに目覚めていた僕にとってはタイガーマスクは「格闘家」としてのヒーローだったのだ。


だけどヒーローは意外と速く、その姿を画面から消してしまった。だから小学生だった僕にとって、タイガーはますます幻のようなヒーローになった。それで満足していたから、タイガーはタイガーだったから、当時少年誌でも騒がれていた「中の人」に関しても、正体を知るどころか、興味を強く持つことさえ無かった程度だった。

時は流れ、格闘技とプロレスにどっぷりと浸かっていた頃。僕はショウ的要素を限りなく試合から排除した、格闘プロレスUWFに夢中になっていた。そしてそこで見た「ザ・タイガー」「スーパータイガー」で、初めて「タイガーマスク」の「中の人」を知ることになる。「中の人」、とは佐山サトルその人だった。

その後、十年ほどの月日を経ただろうか。タイガーマスクは2代目、3代目、4代目を排出し、それぞれがそれぞれなりの活躍を見せた。そして初代タイガーマスクこと佐山サトルは、まったくプロレス界から離れ、「シューティング」という新しい格闘技を創立していた。

プロレスと格闘技の並列的ファンであった僕は、無論のことプロレスを去った佐山サトルのその後は知っていたのだけれど、注目すべきなのは、ヒクソン・グレイシーを招聘し、日本初のバーリトゥードトーナメントを開催したことよりも、のちに修斗となった新格闘技の変遷よりもなによりも、本人の太りっぷりであった。

その頃僕は格闘技にそこそこ打ち込んでおり、佐山の運営するスーパータイガージム大宮にこそこそと数度出入りをしていたこともあって、全盛期の初代タイガーマスクの面影は全くないくせに、妙に軽快で恐ろしく強いデブとして、佐山サトルを体感していた。


どれほど後続のタイガーマスクや、ヒーローマスクマンが出てきても、初代タイガーマスクは伝説の存在であった。プロレス界から復帰を要望する声も多く挙がる。というのも現役のレスラー達にとってもタイガーは憧れの存在だったのだ。「タイガーマスクに憧れてレスラーになった」選手のなんと多いことか。数えたらそれこそキリがない。

そしてそのオファーを受けて、僕の知っているだけでも4度ほどタイガーはプロレスのリングに上がっている。素顔で、タイガーのマスクを着けて、新しいタイガーとして。そしてそのたびにその丸さに会場は失望の溜息を漏らし、それでも妙に素早く動く「佐山サトル」と「タイガー」を足して2で割らない「別の何か」にちょっと感心したりもしていた。


数ヶ月前。佐山サトルは、最後の初代タイガーマスクの完全復活を宣言した。理由は「年齢的に全盛期タイガーの動きを見せられるとしたら今しかない」とのことだった。そして佐山は本気の減量を宣言。選ばれた対戦相手は県会議員マスクマンこと、ザ・グレート・サスケであった。

そして同選手率いるみちのくプロレスの若手、湯浅選手とのエキシビジョンマッチを経ての昨日。遂にサスケ戦が行われた。

タイガーマスクだった。タイガーマスクがそこにはいた。かつて宙を舞うようであった技の打点は、今、決して高くない。上半身のシェイプ具合もよく見ればまだまだ絞り込めるという感じだ。だけどそれでも、そこには明らかに初代タイガーマスクがいた。

綺麗なフォームで舞い、蹴り、タメのあるツームストンパイルドライバー、場外へのトペスイシーダ、反転式のフライングボディアタック、全てがタイガーマスクのそれであった。佐山サトルの口上による「新しい格闘技との融合」なんていう言い訳はもう必要なかった。そこには20年前から少し歳をとった、僕のヒーロー・タイガーマスクがいたのだ。

フィニッシュは打点の高いバク宙キック、新技「MOAB」を経ての3カウント。小憎らしい事に、復帰戦に新技を披露なんていうプロレス的な事をも交えて、初代タイガーマスクは復活してくれた。


佐山サトル。誰よりもプロレスを愛し、格闘技としてのプロレスを信じ、それ故にプロレスから離れていった男。期待された天才であったからこそ、様々な期待と要求を受けた過去もあり、それ故にその後プロレスに敵対したこともあった。

初代タイガーマスク。全てのプロレスファンに愛されたヒーロー。プロレスファンを増やし、プロレスラーを増やしたという二重の意味で、後のプロレス界に大きな影響を及ぼした最大の功労者。


20年前にみた虎仮面を着けたヒーローの幻影は、今20年ぶりにその姿を見せてくれた。合間に僕がみた、人間・佐山サトルの姿は、新しいリングネーム「ザ・マスク・オブ・タイガー」の勇姿に、あんまりダブらなかった。かつて初代タイガーマスクの「中の人」に興味をもたなかった時のように。

それだけ初代タイガーはかっこよかったし、今もまだかっこよかった。「天才」は、やっぱり「天才」だった。



[ 2003年09月22日-22:30 ]  



ハマり味


人間には様々な嗜好がある。中でも食べ物に対する嗜好はかなり顕著にあらわれるものだと思う。例えば単純にそれは食べ物の好き嫌いであったり、それが細かい分類になれば「○○のナニナニ」という素材の調理方法の結果に至る料理の内容になったり、場合に寄っては「どこどこのなになに」と店舗や製作者にまで及ぶこともあるだろう。

大分類になると、甘いモノ、辛いモノ、しょっぱいもの、すっぱいモノなどなど。そして僕は「すっぱいモノ」好きだったりする。

どれくらいのすっぱいモノ好きかといえば、生まれてくる前、母上の胎内から冷やし中華をリクエストしたほどである。僕は11月5日の生まれなので、親父殿は当時まだそれほど「いつでもおいてある」わけではなかった冷やし中華を求めて、スーパーを何軒も回る羽目になったらしい。スマン。

まぁそれくらいのすっぱいモノ好きであるわけなのだが、その僕がここ数ヶ月の間、密かにハマっている味がある。別段それは問題ないのだろうが、いい歳して分類が「菓子」であるところが、少々恥ずかしい。

さて、問題のブツであるが。

コレ


ノーベル製菓株式会社「梅ねり」である。この20g/120円のハンディパックの中身に、ここのところメロメロにされてしまっているのだ。

そもそも僕は梅干しが大好きである。ガキの頃からつまみ食いの様に梅干しをしゃぶっては「すっぱー!きひぃー!」などと奇声をあげていた。逆に許せないのは妙に甘い梅干し。あれはありえない。他はカリカリ梅も好きだし、梅シソなども好きだ。料理をするようになってからは、あらゆる料理に梅干しのペーストや梅酢を使うようになった。

冷たく冷やした胡瓜につけて食べ、ゆがいた鶏のササミにつけ、白菜を千切りにして炒めたベーコンに混ぜたドレッシングをかけてサラダにし、納豆に加え、うどんにもつける。フェイバリットは大根おろし、鰹節のあわせ技で、これは僕にとって最愛の料理の一つだ。ホント最高。ああ喰いたい。


さて、そんな梅干し大好きっ子の僕と「梅ねり」との出会いは、友人からの差し入れであった。胃が弱っていた上にイベントの直前で、何も食べていない状態が続いていた僕に、おにぎりを差し入れてくれたのだが、どうにも上手く消化器官がうけつけてくれない。そんなときに一粒この梅ねりを口に放り込んだのだが、これが効果覿面であったのだ。

そもそも酸味は胃を下げる効果がある。それで沢山の食べ物を食べることができるわけだが、その現象は特に寿司の酢飯などで体感することが出来る。さらに梅の独特の塩気と酸味は食欲増進効果を高め、消化器系の活性化を促す。

寒い季節には、熱いほうじ茶に梅干しを一粒落として飲む。古い美食家だか作家だかが随筆の中に書いている、この梅干しの摂り方も、梅干しの「薬効」ならぬ「食効」のあらわれだろう。我が国において、昔から梅干しが御飯のおかず以上に、生活の中で親しまれてきたのには、そうした理由もあるのだ。


ところで今までも梅を題材にした菓子はあったが、梅干し好きとして納得出来るものはなかった。だが、この「梅ねり」は、極めて僕好みの酸味と塩気をもっており、僕はこれにすっかりハマってしまったのだ。

食欲のないときや、食べ過ぎ・飲み過ぎのあと。ストレスで胃がやられてしまっているときなどにも、ぽいと口に放り込む。これが実に「効く」のだ。

そんなわけで、1週間に2袋ほど開けてしまうのはざらだったのだが、ここ1・2週間ほど、近所のコンビニで全くと言っていいほど見かけなくなってしまって、ちょっとしたパニックに陥っている。この「梅ねり」は保存もそこそこ利くので、まとめ買い出来るならば、箱買いしてもいいとさえ思っていた矢先の商品棚からの消滅。実にくやしいのだ。

そこで当サイト読者の皆様方にお願いがある。無論のこと、この「梅ねり」自体が手に入れば一番問題なく、まとめ買いが出来たりする情報があれば僕は狂喜乱舞するのだが、他にも比較的手に入りやすく、この「梅ねり」に近い味をもった類似品でお勧めがあれば、是非是非教えて欲しいのだ。

じーらぼ!読者数、およそ全国10000人。この中にすっぱいモノ好きな同好の志、および菓子仕入れ取り扱い関係の職業に従事している方、またノーベル製菓株式会社社員さんなどがおり、有力な情報が得られることを、切に期待している。

ちなみに今日の更新読んで、口の中がヨダレで一杯になった人は負けです。


[ 2003年09月23日-18:05 ]  



雨。


――その女性は雨に濡れていた。


 終電も去り、タクシーを待つ人の列も少なくなり始めた夜の駅。その女性は、時折顔の前で手を擦りあわせながら、立っていた。


 都心からベッドタウンへ走る、私鉄の小さな駅舎だから、そんなに広い屋根があるわけじゃない。ついさっき終電を追い出された僕も、強く吹き込んでくるような、冷たい雨に少し顔をしかめたりしていた。

 9月。季節が忘れていったような夏日が続いたと思ったら、こんな冷たい雨と風。僕は四季というものが少しあてにならなくなってきているんじゃないかと、口の中でぼやきながら煙草をくわえて火をつけた。

 タクシーは次々と人を飲み込んでは走り出していく。迎えの車を待っている人も、だんだん少なくなってきた。

 僕はといえば、家には歩いて帰れる距離だけれども、傘を持ってきていないので、濡れて帰るか走って帰るか、それとも誰か友達を呼びだして車で来てもらって、そのまま遊びに行こうかとか、やっぱり傘を買おうか、なんて無駄な事を考えては、煙を吐き出しているだけだった。

 最後の煙を吐き出して、煙草を灰皿に押しつける。周りには殆ど人はいなくなっていた。残っているのは僕と、その女性だけ。相変わらず彼女は、時折手を擦りあわせては息を吐きかけたりしている。


――よっぽど寒いんだろうな。女性は冷え性だっていうし。


 スタンド型の灰皿越しに彼女を見やりながら、そう思うと、僕は降り止まない雨を睨みつけながら、ほうっと息を吐いた。


――冗談だろ? まだ9月だぞ?


 誰ともなくバカみたいな確認をしたのは、空にはいた溜息が白くけぶったからだ。そこまで寒くなっていたのか、と思わず首をすくめる。

 もう濡れた空気を肺に吸い込んで、今一度吐息をはき出す。やっぱり、白い。と、不意に違和感を感じて、僕はもう一度彼女の方を見た。


 白い、色の白い女性だった。


 黒い髪の毛は濡れていて、額に張り付くような感じだ。黒っぽいサマーセーターのような上着に、黒っぽいパンツ。全体的に「黒い」感じだった。冷たい雨を降らせている夜の闇に溶け込むかのように、そこから溶け出してきたかのように。

 じっと見てしまっては失礼だと思った僕は、煙草をくわえると風が強いわけでもないのに、吹き込む雨から隠すように身体を背けて、ライターを掌で覆いこんだ。そうしてから何度か火がつかないふりをしつつ、ちらちらと彼女を見る。

 彼女は、じっと正面の雨をみつめている。そして時々思い出したように手を擦りあわせては息をはきかけていた。

 そしてようやく煙草に火がついたとき、僕は気がついた。

 彼女の視線の先には何もない事を。そして寒そうにしている彼女が、手にはきかけている息は白くけぶったりはしていないことを。


 それだけ、それだけのことだった。


 だけど、それだけで僕にはなんとなく何かが理解できた。少なくともそんな気がした。そしてその瞬間、耳鳴りのような感覚と共に、僕の耳にはただ雨音だけが響いた。

 駅舎の灯りも、水銀灯の灯りも、心細いくらいに弱くて、雨を降らせている闇だけが、ただただ僕らの周りにはあった。近くにあるはずのコンビニの灯りも、妙に遠く感じる。

 風の音も遠くを走る車の音も聞こえずに、夜を含んだ水滴がアスファルトを叩く音だけが耳に響く。

 僕はそんな「少し不思議」な感覚の中に在った。駅前には、僕ら以外も誰もいない。しばらくの間、僕は彼女と同じ方を向いて、黙って煙草をくゆらせながら、雨の音を聞いていた。

 灰皿を挟んで、僕と彼女。そして視線の先にはやっぱり何もない。正確には道があって、先の曲がり角には水銀灯がある。青白い灯りの向こうは、また闇。


 彼女は同じ動作を繰り返している。何かを待ち続けるような、少し寂しい表情のままで。闇の向こうを見ている。


――出来る事なんて、なにもないよな。


 そう独りごちると、僕は携帯電話を取り出して、近所に住む友達のケータイを呼び出した。金曜の真夜中なのに友達はつかまって、十分ほどで車で迎えに来てくれるとのことだった。二・三言の軽口を挟んで電話を切る。

 彼女はまだ闇を見続けていた。僕は三本目の煙草を取り出すと、冷たい空気と共に紫煙を吸い込み、白くけぶる吐息と共にはき出す。白い吐息と煙は、あっという間に雨と闇に消えてしまう。

 ただ雨の音だけが響く中、僕は今一度「出来る事なんて、なにもないよな」と口の中で繰り返した。だけどその繰り返しは、僕の中につまらない無力感を生んで、僕は二・三度かぶりを振ると、駅の並びにある自動販売機に走った。

 財布からコインを取り出して、「あたたかい」缶コーヒーのボタンを押す。取り出し口に手をいれて、熱いスチール缶を手にすると、ちょっとその温かさにびっくりしながらポケットにねじ込み、僕はまた雨と闇と――何かを待ち続けている彼女がいる、駅の前に走って戻った。


 服についた雨露を払いながら、また灰皿を挟んで隣に立つと、彼女の方をちょっと見る。彼女は相変わらず、そこで雨に濡れながら、何かを待ち続けていた。

 ちょっと悩む。こんなことをしたって、なんになるんだろうなんて思う。だけど「なんにもならないことだ」って納得した上での、馬鹿な行動なんだと、変な日本語で自分を納得させると、僕はポケットから缶コーヒーを取り出した。

 冷たい空気の中で、それはまだ十分な熱を持っていたから、僕はそれを灰皿の上にのせた。それから、聞こえるわけもないのだけれど、彼女に云った


――よかったら、どうぞ。飲まなくても持っていれば、温まりますから。


 彼女は、なんの反応も示さなかった。


――おいておきます。寒いですし、まだ待つつもりなら。どうぞ。


 やっぱり彼女は、なんの反応も示さなかった。でも、それでよかった。何を期待したわけでもなく、ただそうしたかったから、そうしただけだった。だから、それでよかった。

 灰皿を挟んで、僕と、彼女。周りには誰もいなくて、雨がアスファルトを叩く音だけが延々と続いていた。


 やがて、友達の車の音が近づいて僕を現実に引き戻す。雨音の他にも色々な音が聞こえてきて、水銀灯の向こうからヘッドライトが、終電の去った駅を照らした。

 友達がふざけてハイビームにしたヘッドライトに照らされたのは、きっと、僕と、灰皿と、その上にのった缶コーヒー。

 蓋も開いていないそれは、未だ温みを残していたけれど、僕はそれをそのままにして、友達の車に乗り込んだ。待ち続ける彼女は、少しでも寒さをしのげたのかな、なんて、頭のどこかで考えながら。


――その女性は雨に濡れていた。雨に濡れて、いつまでも何かを待ち続けていた。


[ 2003年09月24日-17:33 ]  



地味に痛かった事


じちゃんねるで行っている、定型文投稿ネタスレッド:【定型句】地味に痛かった事が、そこそこの盛り上がりを見せている。

設置当初は物理的に痛かったことを募集しようとスレを立てたのだが、普通に「心がイタかったこと」にすりかわっている。まぁこれもネタスレッドにありがちなことではあるので、いいのだけれども。

というわけで、面白かったものをいくつか紹介。


自転車で止まってるとき左足でぺダル逆に回したら右足にヒット。地味に痛かった。


インターホンで起こされ玄関のドアを開けてみると女性が宗教の勧誘で来ていた。なぜか彼女は一言謝って帰っていった。そういえば僕は全裸だった。もう二度と会うことはないとはいえ地味に痛かった。


彼女との初デート。颯爽とエスコート。そのままインロック。地味に痛かった。


カップラーメンのお湯が足りなかった。地味に痛かった。


ものもらいになった。友達に見せた。右目痛そうだねといわれた。ものもらいは左。地味に心が痛かった。


パルコで友達と買い物をしていて好みのものがあったので”ねぇ、コレかわいくない?”と商品を持って振り向いたら、違う人だった。地味に痛かった。


彼氏とコントビデオを見てたとき、ツボに入って大爆笑。笑い過ぎて、笑いが嗚咽にかわり吐いた…。彼氏の苦笑いが地味に痛かった。ちなみに、その後別れた時は、本当に痛かった


自販機でコーラを買い、取り出そうとしたところ手が滑り足の甲(サンダル履き)に直撃。地味に痛かった。動転してそのままコーラの蓋を明けた。当然噴出すコーラ。地味に痛かった。


夢に2次元キャラが出てきた。癒された自分の心が何故か、地味に痛かった。



とまぁ、こんな感じですかね。ちなみに今まで投稿された中でのマイフェイバリットは

会社で電話を切る時に「失礼します」と「失礼いたします」が混ざって「失礼いたす」と言ってしまった。電話の向こうの含み笑いが地味に痛かった。(よしかわさんの投稿)

ですね。もう爆笑でした。どこの侍だよ(笑)。

というわけで、引き続き上記スレッドでは地味に痛かった体験談を募集しておりますので、ガンガン地味に痛かったことを投稿してください。それでは今晩はこのへんで、失礼いたす。ではでは。
本日23:00くらいに電波2ちゃんねるのコラム、『みやもと春九堂の垂直落下式』が更新されます。読んでねー。


[ 2003年09月26日-21:42 ]  



プロレスとはエンターテイメントショウ。


俗にサーカス・カーニバルの屈強な怪力男の見せ物から派生した取っ組み合いの見せ物が、ショウアップされたのがプロレスの起源であるといいます。

またサーカスはドキドキさせられて、ハラハラして。緊張感が高まった後にフィニッシュをむかえ、そして最後には笑いで収まる。そんなショウであるといいます。

そうであるならば、プロレスの興行というものも「そう」であることが理想的だといえると思っています。それが僕のプロレス観戦の大前提であり、そうあって欲しいという思いを一枚数万円から数千円、またはタダであっても、チケットに託して会場に向かっています。

そんな僕の思うところの「理想的なプロレス観戦論」なわけですが、その意味では今日のDDT興行は大成功だったと思います。思いっきりのプロレスエンターテイメント。

ひいきのレスラーの復帰に喜び、試合展開に興奮し、脚立の引退に悲痛な声援を送り、紙テープを投げ、イリュージョンのような演出と復活劇に腱鞘炎になりそうなほどマラカスを振り男色趣味のレスラーの会場内ダッシュに本気で「こっちこっち!」と、おしつけあう(そして我が身の無事に心から安堵する)。そんな興行でした。

全試合終了後、全くのプロレス初心者を含む同行者19名の皆さんの笑顔が見られたので、今回のプロレスオフもまずは成功といって問題ないでしょう。


おそらくガチガチのプロレスファンの方、ストロングスタイルやら旧全日本四天王スタイルだけがプロレスだといって憚らない人には、DDTはプロレスらしいプロレスには見えないでしょう。なにしろ脚立がチャンピオンになるような団体ですから。

ですが「プロレス団体である」という前提以上に、良質のエンターテイメントを提供してくれる存在という意味では、DDTは僕のツボに非常にはまる事が多い、かなりナイスな団体だと思っています。

そしてプロレスというエンターテイメント・ショウはリングに上がる選手だけではなく、観客も一体になって創り上げるもの。今日はそんなプロレスを楽しむ基本的な事を強く強く再認識しましたね。


っつーか、ナニこのテープの量。
(脚立引退セレモニーにて)


本当に面白かった。こんな愛すべき悪ノリを用意してくれるDDTも、こんな悪ノリを許容して協力してしまうDDTファンも本当に面白いと思った。

いつもは興行終わった直後は興奮状態でアラも見えなくとも、家に着く頃には次はこうして欲しいとかこうだったらいいなぁとかの事を考えたりするのだけれども、今回はもうなにもなし。ひたすらに楽しかった。というわけで、今日ばかりは、プロレス界の愛すべきバカモノどもに乾杯。僕もこういうイベントをやりたい。やっていきたい。


[ 2003年09月28日-22:39 ]  



PA10正式告知


「バスツアーでやるかもー」と予告していたPA10ですが、実行費用が高くなりすぎる事が発覚しましたので、バスツアーからオリエンテーリング方式に変更します。

移動が「班毎」ないし「各自」にかわり、制限時間(集合時刻)までに、決められた集合場所に到着し、整然と整列、そして瞬間的にアフロとグラサンを着用し、記念撮影をすることがメインになります。

しかし移動がある程度バラバラになる。つまり遅刻やハグレが出る可能性もあるわけです。そういう意味では生き残りをかけたサバイバル。コンクリートジャングル東京で、一体どれだけの人が生き残るのか、バトルロワイヤルならぬアフロ・ロワイヤルになります。

最後は「約束の地」こと御台場の大観覧車がゴールになります。開催日程は2日マタギになっていますが、オールナイトをする人もいることを見越してのものであって、イベント自体は夜に解散です。

都内近郊の方をメインに事前オリエンテーションも行いますので、どんどん参加申し込みを出してください。http://g-labo.to/pa10form.html←コチラからです。


というわけで大体のイベントラフ案は以下の通りです。

集合は10時くらいで、最初の集合は上野駅に。上野駅のジャイアントパンダ前に集合。目印は、集合時間ピッタリのリミットでアフロを装着、とかにしましょうかね。既に戦闘開始です。

その後簡単なオリエンテーションを行い、10カ所くらいをチェックポイントにして、最終的には御台場に夜7時くらいに着予定です。各集合場所での待機時間はリミット30分。その間に着かない人は撮影に参加できないということになります。

一人で移動するのが心細い方は、事前交流スレッドで、しっかりと交流し、仲良くなるなりしてもらって班別行動をとらないと大変です。そういう参加のしかた、交流が出来ない人は生き残れない。それが、今回のルールです。


またまずロケハンと、事前説明会をかねて10月半ばくらいに一度集まります。来られる人は参加してください。その後「しおり」をPDFでサイト上で公開し、当日はこれを必ず持参してもらいます。

ロケハン・事前説明会などの段階までに、仮装状態(アフロ・グラサン)装備での、顔写真画像を送っていただきます。それで卒業アルバムのようなクラス写真画像を作成。これは当日前までにサイト上で公開します。

その後、チェックポイントでの撮影に間に合わなかった人は、白黒になり「第*チェックポイント生存者」ということで、オフレポに掲載されます。このあたりバトルロワイヤル風ですね。唯一違うのはアフロであることと、その後のチェックポイントでの「蘇生」が認められることです(笑)。


移動方法は自由です。車でバイクで、という強者もいるかもしれませんが、駐車場などの設備は各自で探してください。全て自己責任においてお願いいたします。最終集合場所は御台場の大観覧車前になります。

チェックポイントでの撮影待機リミットは30分間ですが、それ以外の時間帯は自由行動になります。グループ移動を考えている人は、事前にしっかりと移動時間を考えておいてくださいね。一応、あんまり無理のないようなチェックポイント移動を考えています。

また途中ケータイメールで指令を出すかも知れません。どんな指令かは未定ですが、当日に限りケータイへのPCからのメール受信をOKにしてもらいます。ただ、そのミッションをコンプリートしないと撮影に参加できないというわけではありませんので、そのあたりはご安心を。

混雑を避ける為に、40人前後1クラスとして、1グループは5人までにしたいと思います。無論2グループで移動も全然可です。僕は一応クラス担任という形になりますので、金魚のフンは認めません。


さて次に事前説明会や大本営スレッドなどで話し合いを持ちますが、イベントでの色々役回りを決めなければなりません。

「先生」
2・3人。別に生徒を殺したりはしません。クラス外で移動してもらいます。

「委員長」
個人的にはメガネっこになってもらいたいです。役回りは特にないですが。大事な役割です。男女1名ずつ。既に女性一名は我がメイド部隊の女中頭こと、ロフトプラスワンのPAではお馴染みの、来水ユキ嬢が引き受けてくれることになりました。

「しおり委員」
しおりに掲載するコラムなどを執筆していただきます。PA経験者から数人。

「班長」
グループがどれくらいできるかわかりませんが、その班のリーダーです。出来るだけPA経験者が望ましいと思っています。必要数は班の数だけ。そしてデジカメ・デジカム等の保持者が望ましいと思っています。

「撮影班」
絶対に必要です。先生が兼任したりもしますが、一応。一緒に写真にはいれなかったりするかもしれません。そのあたりは考えましょう。


こんなもんでしょうか。班長以外は立候補な感じでお願いできればと思います。


というわけで、大体草案は決まってきているわけですが、問題はチェックポイントです。現在決まっているのは

・上野駅構内ジャイアントパンダ前(START)
・御台場大観覧車(GOAL)

の2点だけです。一応雨天である可能性も考えつつ、撮影が難しくないところを選びましょう。以下候補地です。

・雑司ヶ谷鬼子母神前
・浅草浅草寺雷門前
・皇居前(二重橋)
・東京タワー下
・国会議事堂が見えるあたり(写真に入ればいい)
・両国国技館前
・日本武道館前
・東京ドーム前

こんなもんでしょうか。どんどん提案募集中です。東京23区内で、「東京」とわかればOKです。が、「記念撮影が日常茶飯事的に行われているところ」でないと周囲の方々の混乱を増加させるおそれがありますので(混乱させるのは前提(笑))、そうした観光場所にしていただければと思います。


さて、とりあえずこんなものがPA10の概要になります。撮影のタイミングはこんな感じ。

・都内各所の観光撮影予定地で、集まった人全員が、かっちりと整列
・アフロとグラサンをすぐ出せるように準備して待機
「それでは準備はいいですかー?」の合図と共に装着
隣同士で角度調整などを施し、指差確認後「OK」!
・「撮りまーす。○○○○ー?」「○○○○○○ー!」と、かけ声と共に撮影
・即時装備を外して、散開
・周囲に「なんの集まりですか?」とか質問する暇を一切与えません

これを10カ所くらいでやります。さーどうなるかな?

ちなみにお仕事でお世話になっている方に、このイベントをして

何やら不思議なイベントを推進していらっしゃるようですね。私には超常現象ですが…

という至極もっともなご感想をいただきました。


僕もそう思います。
(だって…ねぇ…?)

なおPA10の開催は11月1日(土)です。遠方からの参加者の皆様の為に、オールナイトの2次会も開催予定です(幹事募集中)

申し込みはコチラから



[ 2003年09月29日-23:19 ]